直近のリーグ戦9試合でわずか1勝と成績不振が続いてスクデット争いから脱落し、3位へ後退したユヴェントス。日本時間8日、ヴィンチェンツォ・イタリアーノ率いる難敵フィオレンティーナをホームに迎えると、21分のフェデリコ・ガッティの得点により1-0とリーグ戦5試合ぶりの勝利を収めた。
ユーヴェ指揮官マッシミリアーノ・アッレグリが試合終了後、『ダゾーン』のインタビューで試合を振り返った。
「われわれは毎日、進化を目指して取り組みを行っている。長らく勝てていない中で、フィオレンティーナとの対戦は簡単ではなかった。前半はリスクを負うことなく、チャンスを作り出し、ゴールが取り消されたシーンもあった」
「終盤、ミスからカウンターを受けて同点に追いつかれる危険性はあったが、選手たちを責めることはできない。チームは良いシーズンを送っていただけに、ブラックアウトに見舞われたことは残念だ。改善できるよう努力し、ここから最後まで可能な限り多くのポイントを獲得していきたい。今日の3ポイントは重要であり、重要な転機になった。この調子を続けていく必要がある」
前半、好パフォーマンスを見せた一方、後半はフィオレンティーナに押し込まれてチャンスを許したユヴェントス。アッレグリは、90分間にわたって継続性を保つことができなかった点について説明した。
「カルチョの試合とは、2チームで行うものだ。90分間、ボールを支配して30本の枠内シュートを打ち、相手に1本も枠内シュートを打たれなければ良いが、それは空想の話だ。夢でもそんなことはあり得ない。われわれは相手をリスペクトしているし、自分たちの限界も分かっている。現在、重要なのは結果だ」
約2カ月間にわたって成績が低迷し、解任のうわさ話も囁かれてきたアッレグリ。「監督次第でどれほどポイント差が生まれるか?」と問われると、自身の見解を示した。
「どれほど私の影響があるのか、どれほどクラブの影響があるのかは分からない。これまでに62ポイントを獲得したが、このチームにふさわしいものだ。シーズンの重要な時期に失敗してしまったが、ユーヴェでは多くの若手がプレーしている。確かに終盤、もう少しうまく試合をコントロールすることもできたはずだが、30歳の選手と18歳の選手とでは、話は変わってくる」
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