今回は、サッカーをする子供に対し親はどうあるべきかというテーマで、子供達のサッカーへの関わり方から、親としての疑問点、さらに感動話まで、母の日スペシャルと題して特集した。
育成年代の試合では、保護者が審判を務めることは珍しくない。子供の観戦に訪れた審判のジャッジに対して保護者が熱くなってしまい、時にリスペクトを欠いた言葉を浴びせてしまうことが観戦側のマナーとして問題になっている。
内田氏は、「指導者ライセンスを取りに行っても、ベンチに座っている監督が『今のはどうなの!?』とか、選手に対してもそうだけど、結構、強めに言うというのがどうなんだろうねというのは結構問題になっているんですよ。それは周りから見てもそうだし、子供も萎縮してしまう」と語る。
ただこの問題は審判への言葉だけに限らない。指導者や保護者が子どもたちにどのような声をかけるべきか。これは正解のない難しい問題だ。
この問題に対して内田が指導者目線に立って、指導者ライセンス時の体験談を明かした。
「ライセンスで一つのトレーニングの中で、誰の名前を、何回呼んだのかを数えたんですって。そうしたら上手い子は何十回も呼んでいるけど、あまり得意ではない子は1、2回しか呼ばれていない。そういう練習を、子供もそうだし、お父さんやお母さんが見た時にどう思うのかというのをもう一度振り返って欲しい」。
サッカーというスポーツを普及させていくためには、上手い子をどう伸ばすかという視点だけでなく、サッカーは好きだけど、上手くできない子供をどう伸ばしていくのかというところにも目を向けていくことは大切なことだ。
改めて内田氏は、「これを見た保護者の方もそうだし、監督さんもそうだけど、普段自分がどういう声をかけているのかもそうだし、全部の選手に声をかけているのかというのに気づいて欲しい」というメッセージを発信している。
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