イゴル・トゥドル指揮下の新生ラツィオで好パフォーマンスを披露し、イタリアで注目を浴びている鎌田大地。日本時間20日に行われた新王者インテルとのビッグマッチでは、リーグ戦8試合連続で先発出場を果たすと、昨年9月のナポリ戦以来となるゴールをマークして再び賛辞を受けている。
伊解説陣も称賛の鎌田のゴラッソ
鎌田は、スコアレスで迎えた32分、エリア手前の中央付近でロヴェッラからボールを受け取ると、左足ミドルでラツィオの先制点をもたらした。
『ダゾーン・イタリア』の実況を務めた人気司会者のピエルルイジ・パルド氏は約1分間にわたるラツィオのパス回しの末に生まれたゴールに絶叫。「カマダに注目だ! 左足でゴールを決めた! ラツィオは辛抱強く、クオリティの高い合理的なビルドアップした。そしてカマダが輝いた!」と伝えた。するとストラマッチョーニ氏が続けた。
「彼のポジショニングがラツィオのボール保持をゴールに結びつけて具体化した。カマダのポジショニングは、インテルの守備陣にとってコントロールが最も難しいものだ。しかしカマダはまさにこの位置取りで生き生きとしている。ラツィオが長いパス回しをする中、彼は相手のプレスのないスペースを探し求め、ボールをコントロールしてシュートを打った。これは素晴らしいゴールだ! それも左足でね」
パルド氏は「カマダの極めて美しいゴールだ! ムヒタリアンは間に合わず、シュートはゴール隅に吸い込まれた。角度はあまりなかったので(ヤン)ゾマーはより良い対応が可能だったのではないか?」と語り、解説者に意見を求めた。ストラマッチョーニ氏は、インテルGKのプレーを解説しつつ、鎌田に賛辞を贈った。
「カマダはかなり強いシュートを打った。おそらくゾマーは、飛び込む前にあと1歩踏んだら間に合わないと計算したのかもしれない。それで届かなかったのだろう。だが、日本人選手を褒めるべきだろう。彼は本当に素晴らしい試合を見せている」
イタリア人人気司会者も、鎌田への称賛を続けた。「カマダはゴールを決める前から、またしてもクオリティを示し、完璧にトゥドルの中盤のメカニズムにフィットしたことを証明した。そして、このゴールにより、全てがさらに貴重なものになった」と評価した。
またパルド氏は、鎌田がセリエAにおけるインテル戦でゴールを挙げた3人目の日本人選手となったことも紹介。レッジーナに所属した中村俊輔氏(2002年9月)およびサンプドリアに所属した吉田麻也(2021年9月)に続くゴールであったことを伝えている。
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