イゴル・トゥドル率いる7位ラツィオは日本時間27日のセリエA最終節において、すでにセリエB降格が決定している19位サッスオーロとスタディオ・オリンピコで対戦すると、1-1と引き分けた。だが、勝ち点を合計61ポイントに積み上げてセリエA7位の成績を確定させ、来シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(UEL)出場を決めた。
今年3月からマウリツィオ・サッリ前監督の後任として、チームを率いてきたトゥドルが『DAZN(ダゾーン)』のインタビューで喜びを語った。
「UEL出場は良い到達点だ。選手たちを褒めたい。今日は最後の試合で極めて難しかったが、1ポイントを獲得することができた。私は目標を設定したわけではなく、最善を尽くしてたどり着けるところまで行ければと思っている」
「私がやって来てから、チームは良い試合を何度も見せていて、非常に満足している。今日は素晴らしい勝利で締めくくりたかったが、それができなかった。だからと言って、これまでの結果を打ち消すものでもない」
「非常にポジティブな2カ月半だった。選手たちは全ての試合において協力的であったうえ、ファンも素晴らしく、このスタジアムでプレーするのは感動的だ。この2カ月半、素晴らしい経験ができたよ。来シーズンに向けて、いろんな考えがあるので、これから正しい選択をしていきたい」
今シーズン終了後に母国ブラジルへ復帰するフェリピ・アンデルソンは、途中出場してキャプテンマークを巻き、ラツィオでのラストマッチを謳歌した。一方、退団の意向を示しているものの、クラブとの対立が報じられている10番のルイス・アルベルトには出番が与えられなかった。トゥドルが最後の交代枠をペドロに使うと、観客席のサポーターはルイスのチャントを歌って抗議の姿勢を示した。
これについて、ラツィオ指揮官は「私は試合に集中していたので、チャントには気付かなかった。私は選手全員が好きだ。全員にプレーさせてやりたいが、最高の結果を得るための選択をしなければならない」と弁明した。
(C)Getty images
トゥドルの考える鎌田起用法
また、トゥドルは、試合後の記者会見において、MF鎌田大地に起用法に言及している。クロアチア人指揮官はサッスオーロ戦において、第37節インテル戦と同じトップ下で鎌田を先発させたが、記者から「もしカマダが来シーズンもラツィオに残るのなら、トップ下かボランチか、どちらのポジションが合っていると思うか? どちらを好むのか?」と問われると、自身の見解を示した。
「私の考えでは、カマダはどちらかというと前寄りのポジションではなく、ボランチが良い。インテルのようなチームが相手であれば、トップ下でプレーすることもあり得ると思う。だが一般的な話として、彼はボランチでより貢献できると考えている。彼にはクオリティがあるからね」
放送・配信予定
- ラツィオ vs サッスオーロ
- 配信:DAZN LIVE配信なし。見逃し配信は試合終了から24時間後
- キックオフ:2024年5月27日(月)日本時間3:45
- 会場:スタディオ・オリンピコ
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