31日、サガン鳥栖とFC東京の1試合が行われた。
試合の立ち上がりから両チームともテンション高くボールに食らいついていき、積極的なプレーが目立った。その中、11分にCKのセカンドボールから先制点が生まれる。クリアボールを高宇洋がヘディングではじき返し、そのボールを木本恭生が迷わずにダイレクトボレー。一度はオフサイドの判定となるが、VARの結果、ゴールが認められ、アウェイのFC東京がリードを手にした。
スコアで前に出たFC東京の出足の鋭さは増していき、鳥栖のビルドアップに対して高い位置からプレッシャーにいき、奪ったボールを素早く攻撃につなげ2点目を目指していくと、20分過ぎには相手のミスを突き松木玖生がゴールネットを揺らす。しかし、VARが介入した結果、その直前のプレーでオフサイドがあったとされ、このゴールは取り消しとなった。
反対に鳥栖も前半終盤に手塚康平のクロスから横山歩夢が決定機を迎えるが、ここはFC東京のGK野澤大志ブランドンが体全体を使いセーブ。1-0で前半は折り返した。
後半もお互いにハードワークを怠らず、両チームのゴール前での攻防が増えていく。少しずつ運動量が落ちてきたことでピッチ上にスペースが生まれてきたことでカウンターの応酬に発展。特にFC東京は松木をはじめ2点目を奪ってもおかしくないシーンが続いたが、追加点とはならなかった。
それでも、守備の集中力は切れずに最後まで守り切り、FC東京は今季二度目の完封勝利を達成。5試合ぶりの勝点3となった。対して、鳥栖は連勝のあとの連敗となってしまい、浮上のきっかけを逃した。
■5月31日開催 結果
・J1第17節:
鳥栖 0-1 FC東京
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