昨夏にインテルを退団したマルセロ・ブロゾヴィッチの代役を務め、今シーズンのセリエAで“最強MF”と賛辞を受けるほどに飛躍を果たしたMFハカン・チャルハノール。トルコ代表MFを巡っては、21日、ドイツ紙『Bild』がバイエルン・ミュンヘンの関心を報じたが、イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』は22日、「インテルが放出を考えているのは、チャルハノールではない」と伝えている。
同紙は「バイエルンのトルコ人MFに対する関心は現実のものだ」とし、「ドイツのクラブは実際、交渉の余地があるかどうかを確認するために、選手の代理人やインテルに問い合わせを行った」と指摘。「正式なオファーは一切ないが、むろん具体的な関心を表明するものだ」と説明した。
だがインテルにとって、「チャルハは非売品であり、バイエルンが彼をブンデスリーガへ連れていきたいと願う気持ちと同じくらい、インテルも彼のプレーを今後も楽しみ続けたいという気持ちがある」と主張。「インテルの回答は断固としてきっぱりとしたものだった」と綴り、インテルがチャルハノールを残留させる方針であることを伝えた。また、「インテル自体、ミュンヘンから新たなオファーが届く気配を感じ取っていない」と付け加えている。
「チャルハはミラノへ残り、シモーネ・インザーギは喜ぶ」一方、インテル首脳陣は、レンタル先のモンツァから復帰する19歳のアルゼンチン代表MFバレンティン・カルボーニを売却し、今夏の補強の資金に充てる方針とみられる。
アルゼンチン代表MFは、インザーギの3-5-2のシステム上、適正ポジションでのプレーが難しいうえ、昨夏に2028年まで延長した現行の契約の年俸80万ユーロ(約1.4億円)の増額を求めているなどの理由から、「インテルに居場所がない」とみられている。
カルボーニを巡っては、フィオレンティーナのほか、アタランタやラツィオ、プレミアリーグの2クラブが獲得に関心を示しているとみられ、インテルは放出の際の設定額を3000万ユーロ(約51億円)としている。
注目のドゥンフリースの去就は?
またインテルでは、1年後に契約満了を迎えるデンゼル・ドゥンフリースの去就も、今夏のメルカートの課題となっている。
同紙はオランダ代表MFが「言葉ではミラノ残留を口にするが、実際はクラブがテーブル上に提示した延長オファーに常に『ノー』と言った。(フェデリコ)ディマルコと同額の年俸を何度も拒否した」と指摘。「契約が2025年に期限を迎える以上、インテルが1年後にオランダ人を移籍金ゼロで失うリスクを負うことは考えられない」との見通しを示した。
なお、ドゥンフリースが退団した場合、ボローニャに所属するスイス代表FWダン・エンドイが有力な後釜候補とみられており、インテルでディレクターを務めるダリオ・バッチン氏が、EURO2024の2試合を視察したことが伝えられている。さらに所属先のボローニャとも接触。移籍金が2500万ユーロ(約43億円)前後になることを問い合わせたとみられている。
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このほかドゥンフリースの代役として、アタランタのDFエミル・ホルムやマンチェスター・ユナイテッドのDFアーロン・ワン=ビサカ、ザルツブルクのDFアマル・デディッチらが検討されている模様だ。
そんな中、オランダ代表MFは、『Corriere dello Sport』のインタビューに応じ、「オーナーが交代したので、全員に遅れが出ている。だが僕はサインしたい。インテルは僕の家だ。家族であると感じている」と発言。改めてインテル残留の意思を示した。
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