今回の番組内では、日本人選手がJリーグから海外へ挑戦する際の移籍金についての話題に触れた。
21日にセレッソ大阪がDF毎熊晟矢のオランダ1部リーグのAZへ、24日にサンフレッチェ広島がMF川村拓夢のオーストリア1部リーグザルツブルクへの移籍をそれぞれ発表。Jリーグから海外へのステップアップが話題を集めている。
そんな中、次のステップアップ候補として報道されているのが鹿島アントラーズMF佐野海舟だ。今季、J1リーグで19試合に出場しているボランチは、ドイツ1部リーグマインツへの移籍が報道されており、一部報道では約6億8000万円というJリーグから海外への移籍金としては最高クラスの金額になるという。
過去の海外移籍への流れを踏まえた内田氏は、「フリーで出ていく選手は多い。Jリーグの会議でも移籍金が少ないため、どうしたら海外から移籍金を取れるのかというのは話題になっている」と明かす。
その上で日本人最高クラスの額での移籍が噂されている佐野については、「6億も出してくれるなら。佐野はチームのために頑張ってくれたし、その前から話はあった。鹿島には(柴崎)岳もいるし、準備する期間はあったと思うので、行ってもいいのではないか」と自身の考えを明かし、「彼が今後、代表に絡んでいきたいなら海外でプレーしなければいけないというのは頭の中にあると思う。もちろんJリーグでプレーしていても代表には呼ばれる可能性はあるけど、次のステップアップを考えたらこの移籍は実現しても不思議ではない」と言及している。
また自身を育ててくれたクラブに移籍金を残すことの是非については、「(移籍金が)ゼロで移籍するのが悪だとは思わないですけど、チームとしてもファンサポーターとしてもこれだけ移籍金がオープンになっているので、チームに何かを残すならお金というのはある程度、プロの世界なので必要だと思う」と自身の考えを明かし、海外挑戦を終えて日本に戻ってくる際に「(移籍金を残した方が)戻ってきやすい。別れ方は大事。恋愛と一緒です」と独自の感性で持論を述べている。
Jリーグは、第2登録期間として7月8日から8月21日まで移籍ウインドーが幕を開ける。ここから夏の移籍が本格的に始まる中、どんな形の移籍が巻き起こるのか注目したい。
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