2023-24シーズンにUEFAヨーロッパリーグ優勝の快挙を達成し、セリエAでも4位の好成績を収めて、新シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)に出場するアタランタ。ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の下、9年目のシーズンに突入するベルガモのチームは、エヴァートンから加わったDFベン・ゴッドフリーに続く今夏2人目の補強として、MFニコロ・ザニオーロの獲得を発表した。
アタランタは5日、公式サイトを通じて「アタランタがニコロ・ザニーロをイタリアへ連れ帰った!」と2023年2月からイタリア国外でプレーしていた25歳MFのセリエA復帰を報告した。ザニオーロは、2025年6月30日までの期限付移籍きでガラタサライから加入。アタランタ側に買い取りオプションが付帯されているが、条件達成により買い取り義務が発生する。
イタリア紙『Tuttosport』は、義務発生の条件を「公式戦の約6割に出場」と解説し、レンタル料は350万ユーロ(約6.1億円)、買い取り金額は1600万ユーロ(約28億円)程度と報道。買い取り後は、アタランタとザニオーロとの間で結んだ2029年6月末までの新契約が有効となる。25歳MFは、トルコで270万ユーロ(約4.7億円)の年俸を受け取っていたが、アタランタでは3割減となる180万ユーロ(約3.1億円)で合意したとみられる。
なぜザニオーロはアタランタを選んだ?
同紙は「なぜザニオーロは、年俸を削減してまでアタランタを選んだのか」との見出しで、かつて将来を嘱望された25歳MFの選択の理由を解説している。アタランタでは、UCLへ出場できるだけでなく、「ガスペリーニ高校へ通える」ことがザニオーロにとって魅力的に映ったとしている。
アタランタでは、若手の育成に定評のあるジャン・ピエロ・ガスペリーニが、ミランでくすぶっていたシャルレ・デ・ケーテラーレやプレミアリーグで存在感を示せずにイタリアへ戻ったジャンルカ・スカマッカらの再生に成功しており、ザニオーロも同様に復活への道をたどれる可能性がある。特に移籍の形式は、1年前にミランから加入したベルギー代表FWのケースと似通っているとの指摘もある。
ザニオーロは、スペツィアやジェノア、フィオレンティーナやインテルなどの下部組織を渡り歩いた後、2018年にローマへ移籍。1年目のシーズンに19歳にしてUCLでドッピエッタ(1試合2得点)を挙げる活躍を見せ、セリエAの若手最優秀選手賞を受賞した。
昨年2月にジョゼ・モウリーニョ指揮下のローマで構想外となり、ガラタサライに新天地を求めたが、2023-24シーズンはレンタル先のアストン・ヴィラでプレーし、プレミアリーグなど公式戦39試合に出場、3ゴールをマークした。なお、EURO2024へ出場したイタリア代表のメンバーから落選していた。
(C)Getty images
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