直近のリーグ戦2試合において、ナポリやウディネーゼを相手に終盤の逆転劇を許し、2連敗を喫したパルマ。日本時間22日、ルカ・ゴッティ率いるレッチェと敵地での対戦へ臨むと、両チームに退場者が出た乱戦で一時、2点のリードを奪われたものの、後半アディショナルタイムに19歳アナス・ハジ・モハメドのアシストから、アントワーヌ・エノーのセリエA初ゴールなどで2-2と追いつき、貴重な1ポイントを獲得した。
指揮官のファビオ・ペッキアは試合終了後、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューに応じると、選手たちが一丸となってもぎ取った勝ち点に満足感を示した。
「この試合の終盤は素晴らしかった。選手たちにとってご褒美になったよ。チームは最初から最後まで素晴らしい試合をしていたと思う。相手にリードを許してしまったが、チームはパフォーマンスやクオリティ、さまざまな点において、素晴らしい仕事をしてくれた。セリエAデビューで同点弾の主役となったアナスとエノーの2人のこともうれしく思っている。非常に満足している」
またパルマ指揮官は、出場停止明けで2試合ぶりにゴールマウスを守ったGK鈴木彩艶の貢献も称えている。記者会見の場において「スズキが2回のカウンターの場面において極めて優秀だったことも目に焼き付いている」と語ったほか、イタリアメディア『Sky Sport』のインタビューでも賛辞を贈った。
「スズキのセーブがチームに勢いを与えたって? 私もピッチで見ていて、後でなんらかのチャンスがやって来ると感じていた。スズキは優秀だった。みんなで勝ち取ったドローだ。GKの出番はほとんどなかったが、彼は終盤、決定的になった」
2戦ぶり出場の鈴木の評価は?
セリエA第3節ナポリ戦の退場処分の影響により、前節のウディネーゼ戦を欠場した鈴木。22日のレッチェ戦で先発復帰すると2点を奪われたが、レッチェの3点目となり得たニコラ・クリストヴィッチのシュートを阻むなどの貢献を見せた。
そんな鈴木について、イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』は及第点の「6」と採点。「ほとんど出番はなかった。2失点したが避けられないゴールだった」との見方を示した。地元紙『Parma Today』もまた、日本代表GKのパフォーマンスを「6」と評価している。
「(パトリック)ドルグとクリストヴィッチの一撃を受けたが、大きな責任はない。出番はそれほどなく、相手GK(ヴラディミーロ)ファルコーネの方が仕事量は多かった。クリストヴィッチの意図を読み、レッチェの3得点目を回避した」
このほか大手メディアの『Sky Sport』も鈴木に「6」を与えた一方、『Mediaset』は合格ラインにわずかに届かない「5.5」の評価を下している。
ハイライト
放送・配信予定
- パルマ vs カリアリ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2024年10月1日(火)日本時間3:45
- 日本語実況あり
- 会場:スタディオ・エンニオ・タルディーニ
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