町田は、昨年3月に負傷した冨安健洋の代替として追加招集という形で日本代表に初招集され、同年9月にベルギーで行われたトルコ代表との国際親善試合でA代表デビューを飾った。そこからAFCアジアカップでもメンバー入りを勝ち取り、アジア最終予選では3バックの一角として2試合に先発。ここに来て日本代表の主力として頭角を表し始めている。
アジア最終予選では、中国代表とオマーン代表に連勝スタートを切り、2試合で12得点という圧勝が続いている。ベスト8という悔しい結果に終わったアジアカップからアジア最終予選に臨む過程で、チーム内の変化について問われた町田は、「アジアカップの時も戦術的なことを話していましたけど、アジア最終予選ではそういう機会がより増えたなと思うし、本当にボールをみんなで囲んで、ここはこうした方がいいとか、ここの立ち位置はこうだよねというのが話す機会がより増えた」と変化を口にする。
元日本代表の内田氏は、「すごいね。戦術的に俺らの時は話し合わなかったもんな。約束事はあったけど。すごいね」と当時を振り返りつつ、今の日本代表選手たちへの試合へ向かう姿勢を称えた。
アジア最終予選から3バックを採用しているが、3バックと4バックの変化については、「あまり変わらないですね」と言及する。続けて「3バックでやっているんですけど、前からハメにいく時、左肩上がりで4バック気味になったり、横ずれで4バックになったり、3バックになったりというのが流れの中ではあるので、そこはあまり気にしないでやっています」と強調した。
所属クラブのユニオンSGでも3バックを採用していることを踏まえ、内田氏から「自分のクラブではこうやっているよというのを代表の中で話し合うの?」と問われると、町田は、「それこそ守田(英正)くんがスポルティングで3バックをやっていて、例えば自分たちがボールを奪って、自分たちのキーパーにボールを戻した時にセンターバックがどのポジションを取るのかというのはスポルティングでやっていることを代表にも還元してくれているし、その細かさは僕自身も勉強になるなと思いながら話を聞いていますね」と回答した。
この言葉を受けて内田氏は、「そこら辺はあんまり聞くと、戦術的な話になっちゃうし、あとは試合を見てみんながここまで開いているんだとか、開いたらボランチがどこに行くのかとか、前線の選手がどの辺まで引っ張っているのかとかを見ると、見る側は面白いね」と受け答えた。
日本代表は10月シリーズに、日本時間の11日に敵地でサウジアラビア代表と、15日にホームでオーストラリア代表との重要な2試合を控えている。今回も引き続き代表メンバーに選ばれた町田は、3バックの一角として勝利に貢献できるか注目だ。
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