セリエA第7節では、アタランタのFWマテオ・レテギとインテルのFWマルクス・テュラムがトリプレッタ(ハットトリック)を達成し、今シーズン7得点目をマークして得点王争いで首位に躍り出た。背後には、5得点でミランFWクリスティアン・プリシッチとユヴェントスFWドゥシャン・ヴラホヴィッチが並ぶが、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣がレテギとテュラムに見解を示した。
エリア内最強のレテギ
レテギは、アタランタが5-1と勝利した古巣ジェノアとの一戦において、PKを含む3得点1アシストと大活躍。まもなくUEFAネーションズリーグの試合が控えるルチアーノ・スパレッティ率いるイタリア代表にとっても朗報となった。元イタリア代表FWファビオ・バッザーニ氏は、アデモラ・ルックマンのクロスに足で合わせた1点目を解説し、賛辞を贈った。
「レテギは素晴らしい試合をしたが、それが1点目のシーンで見て取れる。(ホアン)バスケスとの距離を置くために、タイミングを計るのがうまかった。相手DFの前に体を入れてボールを押し込むのがうまい。彼はエリア内で最強の選手だよ。本当に強烈で正確なシュートを持つストライカーだ。味方がボールを供給すれば、絶対的なゴールの保証となる」
昨シーズンはジェノアにおいて、セリエA出場29試合で7得点をマークしたレテギ。アタランタに移籍した今シーズン、わずか7試合でその記録に並んだ。
「もちろんアタランタのチャンスメイクは、ジェノアとは異なる。いまは(ジェノア時代の同僚アルベルト)グズムントソンが2人いるようなものだって? アタランタには、レテギへとボールを運ぶ方法がいくつもある。しかしそこで、うまいプレーができなければね。エリア内に侵入した選手が誰でもレテギのような動きをし、冷酷なシュートを持っているわけではない」
バッザーニ氏は、レテギが流れから決めた1点目と2点目を比較し、見解を示した。
「どちらもストライカーらしいゴールだった。1点目は、ルックマンがクロスを上げようとしているのを理解するなり、動きを準備し、DFの前に体を入れた。2点目は、エデルソンがシュートを放った際にエリア内でにおいを嗅ぎ付け、略奪者のようなゴールだった。エデルソンにボールを預けたのも彼だったが、その後でエリア内に侵入し、GKが跳ね返した時には彼がいた。冷酷に軽々とボールを押し込んだね」
テュラムの変化の背景は?
一方、インテルのテュラムは先月、無得点に終わっていたが、日本時間6日にホームのスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで行われたトリノとの対戦でいきなり3得点を挙げ、3-2でのチームの勝利に貢献した。試合の実況を務めた人気司会者のピエル・ルイジ・パルド氏が語った。
「テュラムは先月、良いパフォーマンスがあった一方で、彼らしくないパフォーマンスもあり、断食の月となった。9月が終わり、4得点を挙げた8月のようなパフォーマンスが戻ってきた。合計7得点でレテギにも並んだ。今シーズン序盤のセリエAにおいて、テュラムやレテギ、ヴラホヴィッチらFWが主役に戻りつつある。得点王争いにおいても楽しめそうだ」
解説陣のダリオ・マルコリン氏は、「いまのテュラムは昨シーズンと同じテュラムなのか、それともより純粋な9番に変化したのか?」を問われると、分析を行った。
「彼は立場が少し変わったように思う。昨シーズンはより縦を狙い、ラウタロ(マルティネス)のためにプレーしていることが多かった。今シーズンは、より自身のためのプレーをしている。それが7試合7得点の結果であり、選手として成熟を迎えた。ボールがどこへ向かうのかを意識し、フィニッシュに重点を置いていて、自らのためにプレーする決意が感じられた」
マルコリン氏は、テュラムがヘッド弾を決めた際の最高到達点2.47メートルの高さだけでなく、正確なヘッドに驚きを示し、自身のラツィオ時代の同僚だった元イタリア代表FWピエルルイジ・カシラギ氏と比較した。
「私が驚いたのは、跳躍の高さもそうだが、ゴールが決まった場所だ。私は現役時代、ヘディングが強いカシラギとプレーしたが、彼は跳躍すると空中で周囲を見て、狙った先にゴールを決める才能があった。テュラムは若くして、彼と同じプレーを見せた。ボールがどこへ向かうのかを理解していた」
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