セリエA第14節では、今シーズン好調のラツィオを相手にビッグセーブを披露するなどして、3-1でのパルマの勝利に大きく貢献した鈴木彩艶。日本時間7日、シモーネ・インザーギ率いるインテルとのビッグマッチで再び先発したが、昨シーズンの王者に3点を許して屈し、チームは1-3と敗れた。
それでもパルマは、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の中継で解説陣アンドレア・ストラマッチョーニ氏から「パルマは自らのアイデンティティを示して勇気をもってプレーした。満足して良いだろう」と賛辞を受けると、指揮官のファビオ・ペッキアが語った。
「こうしたチームとの対戦において、100%の力でプレーするだけでは、結果を持ち帰ることができない。だがこの一戦で良い部分はたくさんあった。それを生かしていくべきだ。私は消耗した試合終盤も、常にゴールを狙うよう指示していた」
「試合に勝つためにはゴールを挙げる必要がある。これが正しいメンタリティだ。インテルに得点のチャンスを許してしまうことは避けられないように思う。チームは良い守備もしていた。いずれにしてもパルマのメンタリティとは、どんな相手であっても、ピッチでゴールを狙うという姿勢だ」
ザイオンのインテル戦の現地評価は?
鈴木は、9月22日のレッチェ戦以降、リーグ戦11試合連続出場を果たしたが、現地メディアはどのような評価を下したのだろうか?
イタリア紙『Corriere della Sera』は、日本代表GKのパフォーマンスを及第点の「6」と採点。「(フェデリコ)ディマルコの宣告の前までは、ルーティン通りのクリアを見せていた。自身の爆発力でダメージを限定した」とつづり、さらなる失点を防いだことを評価した。
『Il Messaggero』は、合格ラインにやや満たない「5.5」と鈴木のパフォーマンスを採点。「(ハカン)チャルハノールのシュートに対して素晴らしかった。だが、ディマルコのタッチには屈せざるを得なかった。後半は、(ニコロ)バレッラや(マルクス)テュラムにも得点を許した」と振り返った。
一方、地元紙『Parma Today』は、「6.5」と高めの評価を鈴木に与え、「前半、自身のミスから生まれたインテルの明らかな決定機において完璧とは言えなかった。しかしチャルハノールに対して決定的で、失点に関してできることはなかった」と分析した。「またラウタロ(マルティネス)に対して素晴らしい反応を見せ、自らの仕事をしてパルマを支えた」と称えた。このほか大手メディアの『Sky Sport』は「6」、『Mediaset』は「5.5」と評価は分かれた。
放送・配信予定
- パルマ vs ヴェローナ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2024年12月15日(日)日本時間23:00
- 実況:八塚浩
- 会場:スタディオ・エンニオ・タルディーニ
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