開幕2試合目にして連勝チームが無くなる状況となり、今季のJ1リーグも混迷の様相を呈しそうだ。
首位に立ったのは鹿島アントラーズだ。開幕戦で快勝を収めたチームは、連勝を目指してセレッソ大阪と対戦した。試合はC大阪ペースで推移していく中、58分に登里享平のスルーパスに抜け出した為田大貴が折り返すと、これをレオ・セアラが合わせて先制点を奪取。ただ、リードを奪われてスイッチが入った鹿島は、猛攻を見せると、85分にセットプレーの流れから植田直通がゴールを奪って試合を振り出しに戻した。その後、勝ち越すことはできなかったが、苦しみながらも勝ち点1を手にした鹿島が2試合で1勝1分として首位に立っている。
インパクトが大きかったのは川崎フロンターレとジュビロ磐田が相対した一戦だ。壮絶な打ち合いとなった試合は、前半に磐田が3点をリードする展開となる。しかし、川崎Fが前半のうちに1点を返すと、後半に入って2つのゴールを奪って同点に追いついた。その後、互いにPKによる得点で4-4となると、決着がついたのは後半のアディショナルタイムだった。ゴール前の混戦から再びPKを手にした磐田は、ジャーメイン良がこの日4得点目となるゴールを奪取。そのまま勝ち切り、昇格後初勝利を手にした。
そんな磐田に続いたのがFC町田ゼルビア。2日に開催されたゲームで名古屋グランパスのアウェイに乗り込んだ町田は、前半の21分に鈴木準弥のクロスに藤尾翔太が頭で合わせて先制に成功すると、このリードを最後まで守り切ってJ1初勝利をゲット。第2節終了時点ではあるが、3位と好位置につけている。一方、名古屋はホームでの開幕連戦を無得点で勝利を手にすることができず。唯一の開幕2連敗となっている。
そのほか、前年度王者のヴィッセル神戸がホームで柏レイソルに敗戦。前年度2位の横浜F・マリノスもホームでアビスパ福岡に破れ、開幕早々に黒星がついている。
■J1リーグ第2節 結果
川崎F 4-5 磐田
横浜FM 0-1 福岡
神戸 0-1 柏
名古屋 0-1 町田
京都 1-2 湘南
鳥栖 4-0 札幌
鹿島 1-1 C大阪
FC東京 1-1 広島
G大阪 1-0 新潟
浦和 1-1 東京V
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