町田の勢いが止まりそうにない。昇格組ながら第4節終了時点で首位に立っていた町田は今節、サガン鳥栖と対戦。4連勝を目指してホームでの一戦に臨んだ。
試合は立ち上がり早々の5分にロングスローの流れから藤本一輝のゴールで先制するが、34分には背後へのボールに抜け出したマルセロ・ヒアンに決められて一時は同点に追いつかれてしまう。
それでも後半の立ち上がり、前線からのプレースでボールを奪うと平河悠のラストパスをオ・セフンが丁寧に押し込んで勝ち越しに成功した。こうなると町田ペースへ。3分後、今度は平河のクロスに再びオ・セフンが飛び込んで3点目。パリ五輪世代の平河が3アシストを記録するなど、見事な勝利を収めた町田が首位を堅持した。
そんな町田を追うのがC大阪だ。湘南ベルマーレと対峙したC大阪は、序盤から拮抗した展開で推移。互いにゴール前での体を張った守備やキム・ジンヒョンのビッグセーブなどもあり、得点が動かないまま後半を迎えた。
後半立ち上がりにも守護神のビッグセーブに救われたC大阪は、ここから息を吹き返す。60分、ヴィトール・ブエノのCKに舩木翔が反応。打点の高いヘディングを合わせて先制点を奪取した。リードを手にしたC大阪は、その後、選手交代を駆使しながらさらに攻勢を強める。すると82分、競り合ったボールの背後に抜け出した途中出場の北野颯太がゴール左にシュートを沈めて勝負あり。2-0で制したC大阪が3連勝で2位となった。
川崎フロンターレとFC東京の”多摩川クラシコ”は、リーグ戦3連敗中の川崎FがキャプテンのMF脇坂泰斗のゴールで前半にリードすると、後半終盤にFW山田新とMF橘田健人のゴールで突き放して連敗をストップ。シュート数でも相手を大きく上回った川崎Fは、待望のホーム初勝利を手にしている。
そのほか、無敗同士の対決となったサンフレッチェ広島とガンバ大阪の一戦は、試合終盤に入ったところでウェルトンのゴールでG大阪がリードしたが、アルビレックス新潟から広島に加入したばかりの新井直人がすぐに同点弾を沈めてドロー決着。お互いに無敗を維持し、勝ち点1を分け合う結果となった。鹿島は前半に生まれた鈴木優磨のPKでのゴールを逃げ切り、ジュビロ磐田に勝利して初の連勝で4位となっている。
■J1リーグ第5節 結果
東京V 2-2 京都
広島 1-1 G大阪
新潟 1-1 柏
神戸 6-1 札幌
鹿島 1-0 磐田
浦和 2-1 福岡
町田 3-1 鳥栖
川崎F 3-0 FC東京
名古屋 2-1 横浜FM
C大阪 2-0 湘南
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