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優勝を手にした瞬間、「率直に嬉しい気持ち」が心を満たした。今季、副キャプテンに就任し、チームを背負ってきた男の一人である登里は、「苦しい時期もありましたけど、ぶれずに戦えたことが優勝につながった。昨年と違う自信を持てるシーズンだったと思う」と胸を張った。
昨季終了後、チームを長らく牽引した中村憲剛が引退。近年、チームの中核を担った守田英正、田中碧、三笘薫は、さらなる成長を求め欧州へ旅立った。そんな状況下で、AFCチャンピオンズリーグやJリーグYBCルヴァンカップの敗退を同時期に味わい、非常に苦しい時期も経験した。
それでも「常に自分たちにベクトル向けて、一人ひとりが課題に向き合った。誰も人のせいにしなかった。野心だったり、心の強さがあったと思う。勝てない状況もあったけど、崩れないだろうなという自信がありました」と前を向いた。
改めてチームの成長を問われ、登里は自身の見解を述べた。
「優勝できない時期を経験してきた中で、(2017年に)初めて優勝したことによって、今までの取り組みが確信に変わった部分があった。勝てない時期を経験している選手が多いので、危機感というか、チームがどうすればうまく進むかを理解して、還元していっているのかなと。そういった意味でもしっかりチャレンジャーとしてシーズンをずっと戦っている。そういう姿勢、満足しない姿勢がこういう結果に繋がっているのかなと思います」
日本サッカーを牽引するチームとなるべく、日々向上心を持ってやってきたからこそ手にした4度目のリーグ制覇だった。
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