ACL出場権を狙う両チームが対戦、柏レイソル対名古屋グランパスの見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ J1リーグ

前回対戦

第8節：名古屋グランパス 0 - 1 柏レイソル（豊田ス）

FWオルンガを筆頭に圧倒的な攻撃力を誇る柏と当時3試合連続無失点で無敗だった名古屋の矛盾対決は、前後半を通して白熱した展開を演じることになった。最初のビッグチャンスは柏だ。前半10分、深い切り返しを起点にゴール前でオルンガがシュート。これは名手ランゲラックのセーブでゴールとはならなかった。名古屋の反撃は39分。DF吉田豊のアーリークロスにFW金崎夢生がヘディングで合わせるも、これはゴール上に外れた。

スコアレスで折り返した後半。拮抗した展開に終止符を打ったのはオルンガだった。71分、右サイドでボールを受けたMF江坂任がゴール前にラストパスを供給。これに反応したオルンガは、ワンタッチで左足を合わせゴールを奪取し、これが決勝点となった。互いにチャンスがありながら、1点をしっかりと取った柏が勝利を収めている。

成績

• 柏レイソル（8位:14勝5分10敗 / 勝点:47  / 得点:56  / 失点:41 ）

• 名古屋グランパス（3位:17勝5分9敗 / 勝点:56 / 得点:43  / 失点:28 ）

柏レイソル 対 名古屋グランパス 見どころ

今節はAFCチャンピオンズリーグ出場圏内である3位以内をかけた争いにおいて重要な局面を迎える一戦となる。勝って一歩前に出るのはどちらになるか。

直近3試合で2勝1分。名古屋は3位以内フィニッシュを果たすためにラストスパートをかけている。前節は敵地で大分トリニータと対戦し、スコアレスドローに終わっているが、難しい試合で勝ち点をゼロにしないことは目標に向けて不可欠なこと。そこで得た勝ち点1が大きかったとするためにも、今節の柏戦では是が非でも勝ち点3をつかみたいところだ。

現在3位につける名古屋と4位の鹿島アントラーズの差は「1」。敗れれば順位を下げる可能性が高いため負けられない試合となる。チーム最多の9得点を奪うFWマテウスは、ドリブルだけでなく得点力も上がって調子がいい。柏戦でも相手の脅威となれるか注目したい。

対する柏も最後の踏ん張りを見せている。新型コロナウイルスの影響で試合が延期となるアクシデントに見舞われていたが、復帰第1戦こそ敗れたが、そこから鹿島、仙台を相手に2連勝。前節も仙台に対し、FWクリスティアーノとFWオルンガがゴールを奪って勝利を手にしている。この流れを今節につながない手はないだろう。

ACL圏内の名古屋との勝ち点差は「9」。試合消化数が2試合違うとはいえ、追いつけない可能性だってある。逆に言えば、ここで勝利し、未消化の2試合を勝てば名古屋に追いつくことができる。そうなれば、3位以内フィニッシュも見えてくることだろう。前回対戦で決勝点をあげたオルンガは、再び名古屋を撃沈させるゴールを奪うことができるだろうか。

勝ち点1より、欲しいのは勝ち点3。両者の激突に注目したい。