浦和レッズ 対 横浜F・マリノス の見どころ
J1では対照的な状況にいるAFCチャピオンズリーグでベスト16に勝ち上がった者同士がミッドウィークに激突する。
優勝候補の一つとして期待された浦和。しかしここまでは、2勝6分4敗でJ1参入プレーオフ圏の16位と低迷。4月に入ってからリーグ戦では、5戦連続ドローと勝ち切れない時期が続き、リカルド・ロドリゲス体制2年目の浦和が苦しんでいる。
特にリーグ戦では、3試合連続無得点と攻撃に課題を抱えている。前節・サンフレッチェ広島戦もゲームを支配できていた前半にDF馬渡和彰のFK弾がVARで取り消しになり、ペースを握られた後半もMFダヴィド・モーベルグやFWキャスパー・ユンカーにカウンターからチャンスがあったものの、どちらも仕留め切れずにスコアレスで決着。今節は、6試合ぶりの勝利への扉を開くためにも久しぶりのリーグ戦でのゴールを期待したいところ。
それでも攻撃陣には、キャスパー・ユンカーやFWアレックス・シャルク、ダヴィド・モーベルグなど外国籍の強力なタレントは揃っている。ただ現状は、彼らの持ち味を最大限活かすことができていない。明確なスタイルがあるチームの中で個人のタレント性をどのように組み込んでいくかが不振から抜け出すためのカギを握る。そのためにリカルド・ロドリゲス監督が広島戦を受けてどのような改善策を図ってくるか注目したい。
対する横浜FMは、ACL帰国後も順調な歩みを続けている。第12節・名古屋グランパス戦では先制されながらも逆転勝利で実力を示し、前節・湘南ベルマーレとの”神奈川ダービー”も盤石のゲーム運びで4得点と快勝。リーグ戦では現在3連勝中と勢いに乗っている。
上位2チームとの差を縮めていくためにも連勝街道の歩みを続けていきたい。現在3位の横浜FMは、1試合消化試合の多い首位を走る鹿島アントラーズとの勝ち点差は「4」。この日にリーグ戦がない首位チームとの差を縮める絶好のチャンスなだけに、今節はしっかりと勝ち切りたいところだ。
今節の注目は、攻撃の破壊力を彩るピースとなっているFWアンデルソン・ロペスだ。現在リーグ戦では3試合連続得点中と絶好調。この男の活躍がリーグトップの23得点という数字にも現れている。浦和は勝ち切れない試合が多いものの、失点数がリーグ2番目に少ない。その堅守をトリコロール軍団は崩し切れるか。そのスコアラーとなり得る背番号11が今節もゴールを奪えるかは注目ポイントだ。
浦和が我慢の続くホームサポーターに久しぶりの歓喜をもたらすか。横浜FMが4連勝で首位に肉薄できるか。5月18日19:30にキックオフを迎える注目カードだ。
J1第11節 対戦カード一覧
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