グループステージも折り返しとなる第4節は、後半戦の残り4試合、そしてラウンド16進出に向けて弾みをつけるためには大事なゲームとなる。
神戸は順調に勝点を重ねている。2勝1分けの勝点7で2位に位置。今節は唯一の3連勝で首位に立つ韓国の光州FCとの直接対決を迎える。
その光州FCは韓国の新興クラブであり、今大会を賑わせているダークホースである。日本勢も大いに苦戦。第1戦で横浜F・マリノスが7失点の大敗を食らうと、第2戦では川崎Fも0-1で惜敗。PKでの失点に泣いた。
その意味では日本勢のプライドにかけて“3連敗”は許されない。昨季のJリーグ王者である神戸が立ちはだからないといけない。光州FCの3試合で11ゴールは断トツの得点数であり、どのチームも流動的なパスワークに苦労している印象が強い。
ボールを持たれているのではなく、持たせているくらいの感覚で守備を行い、最後の局面ではGK前川黛也を中心にゴールを割らせなければ問題ないだろう。全勝中の光州FCに土を付け、首位で前半戦を折り返す。
一方、ここまで1勝2敗の成績でラウンド16進出圏外の10位に沈む川崎フロンターレからすれば、ホームで迎える今節は勝利が絶対の一戦となる。仮に、このゲームを落とすようだと後半戦の4試合はより過酷な状況が予想される。
そんな重要な一戦で迎え撃つは、中国の上海海港。かつての上海上港であり、今季の中国リーグ王者と簡単な相手ではない。そのチームを指揮するのが、昨季まで横浜FMを率いていたケヴィン・マスカット監督であるということも厄介な要素となる。
第1戦で蔚山現代に勝利し、白星スタートを飾ったと思っていたら一転して、現在は2連敗中。どちらの試合も完封負けを喫していると考えれば、今節こそ先制点を与えないことが何よりも大事になる。2試合連続で前半の内に失点していることを踏まえれば、ゲームの入りは特に重要。守備の要である高井幸大を中心に堅く戦い、まずは安定したゲーム運びでリズムを引き寄せていきたい。
ここまで3試合を終えて1得点であり、その唯一のゴールを挙げているマルシーニョが出場停止となる攻撃陣の奮起も欠かせない。リーグ戦では量産している山田新やエリソンには期待がかかる。
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