バルセロナがこの冬の移籍市場で、ジローナMFアレイクス・ガルシア(26)獲得を目指すようだ。『マルカ』など複数のスペインメディアが報じている。
この冬の市場でFWヴィトール・ロケを加えたバルセロナは、そのほか長期離脱中のMFガビ代役を半年間のレンタルで獲得する考えとされていた。だが現在はレンタルではなく完全移籍で、ジローナの司令塔を引き入れようとしているようだ。
バルセロナはアレイクス・ガルシア獲得のためにすでに動き出している模様。まず『ジジャンテス』がこれを報じ、『マルカ』がその動きの確認が取れたとしている。アレイクス・ガルシアがジローナを去るには、レンタルではなく完全移籍である必要があり、移籍金としては2000万ユーロがかかるとのこと。財政難のバルセロナにとってはハードルが高い額となるが、現在その資金を捻出すべく苦心しているようだ。
ビジャレアル、マンチェスター・シティの下部組織で育ったアレイクス・ガルシアは、2021年夏にエイバルとの契約が切れたためにフリーでジローナに加入。そして今季、バルセロナに移籍したMFオリオル・ロメウの代わりに司令塔に据えられると、ラ・リーガ優勝を争うほどの躍進を遂げるチームの中心的役割を担っている。
そんなアレイクス・ガルシアは、今季バルセロナ戦の直前に「バルセロナでプレーしたい。それが僕の夢だ」と語り、ジローナサポーターから批判を浴びることに。これを受けてチャビ・エルナンデス監督は「彼は素晴らしいシーズンを送っている。技術的に優れた選手で、そのサイドチェンジは見事なものだ。スペイン代表チームにも招集されたし、バルセロナのための選手と言えるだろう。彼の発言については、どうか分かってやってほしい。バルサのようなクラブでプレーしたくない選手がどこにいるんだ?」と発言していた。
果たしてアレイクス・ガルシアは、夢であったというバルセロナ移籍をこの冬に叶えることになるのだろうか。ただ、バルセロナが優勝争いの直接的なライバルの中心選手を引き抜けば、大きな騒動となりそうだが……。
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