レアル・マドリードは10日にラ・リーガ第14節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのカディス戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、ワールドカップの影響によりレアル・マドリードが今年最後に臨む一戦で、勝利を飾る意欲を示している。
「私たちにとって、ラ・リーガ、チャンピオンズ優勝を果たした忘れられない1年の最後の一戦だ。良い感触を手にして終えたいね。今年は本当に忘れ難い、良い思い出が多かった」
ベンゼマはコンディション不良で、このカディス戦も欠場。ワールドカップ前、負傷していないにもかかわらず試合に出場していないことで、少なからず批判が生まれている。
「私は不快だと感じていない。彼はチームを助けようとしたが、しかし体の違和感を拭えず復帰できなかった。たいした問題ではないのだがね」
「私から何かを言う必要はない。一番心を痛めているカリムにほかならない。彼はワールドカップを最高のコンディションで迎えたいと考えていたが、そうするための出場時間を手にできていないんだ。ワールドカップのために出場を控えているというのは馬鹿げたことだよ」
アンチェロッティ監督はまた、相手選手たちとの衝突が多いFWヴィニシウス・ジュニオールについても言及。同選手から相手を挑発しているとの意見を一蹴している。
「ヴィニが挑発しているように思われているが、彼は最もファウルを受け、最も打撃を受け、最も体を押されている選手なんだ。本当は真逆のことが起こっているわけだよ」
「フットボール的にも人間的にも敬意を欠くことがあってはならない。敬意というものはクオリテイーを持つ選手たちだけでなく、全選手に対して払われる必要がある。スペインでフェアプレーについてはほとんど話されていないが、しかしほかの国ではもっと意識されていることだ。それこそが最も大切なんだよ」
「ヴィニシウスがすぐ挑発に乗ってしまう? そこは改善すべきだが、しかし挑発はフェアプレーではない。選手がピッチに立つのはプレーをするためで、挑発するためではないだろう。ヴィニシウスはまだ若く、これから改善されていくはずだ。彼はフットボールを愛し、最高の形のプレーを見せる。挑発は正しいことではないが、そのことを教えるのは難しい。それが挑発だと思っていないのならばね」
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