マジョルカは6日、日本代表FW浅野拓磨(29)を獲得したことを発表した。
2021年に加入したボーフムとの契約が満了となった浅野が、新天地に選んだのはラ・リーガだった。マジョルカは日本代表FWと2年契約を結ぶことを発表している。
浅野は2016年にサンフレッチェ広島からアーセナルに移籍し、レンタルでシュトゥットガルト、ハノーファーでプレーした後、2019年に完全移籍でパルチザンに加入。ボーフムに加わったのは2021年で、同クラブでは90試合で14得点7アシストを記録。昨季は29試合に出場して6得点を決めている。
浅野にとって欧州6クラブ目となるマジョルカは、スペインの中でも日本人と関係が深いことで知られている。2005年に元日本代表FW大久保嘉人氏が加入したのを皮切りに、現川崎フロンターレMF家長昭博、現レアル・ソシエダMF久保建英がこの地中海に浮かぶマジョルカ島のクラブでプレーし、浅野が5人目の日本人選手となった。
マジョルカは公式HPで、快速を持ち味とする浅野の獲得を「アサノ、マジョルカに日本のスピードを」との見出しで紹介。選手としての特徴を、次のように説明している。
「彼は万能な右利きのアタッカーで、そのスピードと攻撃的ポジションではどこでもプレーできることを特徴としています。彼の国では“ジャガー”の愛称で呼ばれ、フル代表として52試合に出場し、ワールドカップにも参加しました」
マジョルカは昨季限りでハビエル・アギーレ監督が退任し、代わりに元オサスナのジャゴバ・アラサテ監督が就任。アラサテ監督はハイプレス戦術を駆使する指揮官で、浅野はゴールやフィニッシュワークのほか、そのスピードや献身性を生かした相手GKやDFに対するプレスでも重宝されることになりそうだ。
果たして浅野はラ・リーガでも成功をつかめるのだろうか。久保との対戦も楽しみだ。
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