マジョルカFWヴェダト・ムリキが、今夏クラブに加わった日本代表FW浅野拓磨を称賛している。
2021年冬からマジョルカでプレーし、現レアル・ソシエダMF久保建英の元チームメートでもあるムリキ。194センチの長身でゴールを決めるほかポストプレーもこなす、チームの柱の一人だ。
そんなムリキはスペイン『ディアリオ・デ・マジョルカ』とのインタビューで、今夏加わったばかりの浅野について言及。日本人FWの長所としてスピードと、インテリジェンスを挙げている。
「彼はとても速く、そして素晴らしいフットボールのビジョンを持っている。分かっているなと感じられるね」
「今季、僕たちはとてもうまくやれると思うよ。彼はピッチ上でどう動くべきかを知っている。思うに、ストライカーというよりもウィングの特徴を持つ選手だ。あっち(サイド)ならスペースがあるし、そのスピードを生かして突破することも、1対1を仕掛けることもできるしね」
「良い補強だよ。彼が可能な限り早く適応できるよう、僕たちは助けていかなくちゃいけない」
ムリキはその一方で、ハビエル・アギーレ前監督に代わってマジョルカを率いるジャゴバ・アラサテ監督にも言及。昨季までオサスナを率いていたアラサテ監督は、マジョルカにもハイプレス戦術を植え付けているようだ。
「ジャゴバは相手に対して思い切りプレスを仕掛けようとしている。昨季の僕たちはほぼすべての試合で後方に引いて、相手のミスを待っていた。だけど今季は違うと思う。彼はストライカーからプレスを仕掛けることを、相手を圧迫できるときにはきちんとそうすることを求めている。練習でそういった動きを繰り返しているんだよ」
アギーレ前監督のマジョルカはFWへのサポートが足りないとされていたが、ムリキはアラサテ監督が率い、浅野もいる今季はより良いプレーが見せられると考えているようだ。
「ストライカーにとって周りのサポートがあることは重要だ。近くにチームメートがいればボールを失う可能性は減り、ゴールを決める可能性が高くなる。連係も取れるようになるし、ストライカーにとっては良いことだよ」
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