アトレティコ・デ・マドリードがGKヤン・オブラクの売却を否定したようだ。スペイン『アス』が報じている。
『アス』のアトレティコセクションのチーフ、フランシスコ・ハビエル・ディアス氏は現地時間1日、今夏チームの刷新を目指すアトレティコが高年俸を理由としてオブラクの売却を検討していると報道。代理人から入手した情報なのか、もちろん情報源は不明だったが、オブラクもクラブの考えを把握していると記していた。
しかしディアス氏がその後に執筆した記事によれば、アトレティコ側がその事実を否定した模様。同記事には「マドリードのクラブは『アス』が報じたオブラクに関してのニュースについて、彼ら独自の見解を示した。アトレティコはオブラクをコケ&グリーズマンと並び2024-25シーズンの主柱として考えている。強化部門の考えは明確であり、オブラクはアンタッチャブルであるとのことだ」と記されている。
ディアス氏はさらに、アトレティコが今夏4〜5選手の補強を考えているものの、すべては財政状況や選手売却に依存するとも記載。しかし32歳のMFコケ、33歳のFWアントワーヌ・グリーズマン、31歳のオブラクのベテラン3人はチームの主柱であり、どの選手の放出も一切考えていないとのことだ(ただしコケがクラブの財政難を考慮して先に500万ユーロから300万ユーロへの減俸を受け入れたのに対し、オブラクの年俸が1000万ユーロのままと“二つの柱”の収入差に開きがあるのは気になるが……)。彼らに加えてMFマルコス・ジョレンテ、MFサムエウ・リーノ、DFホセ・ヒメネスらも収めている結果から「必要不可欠」な存在であり、チームの刷新や若返りはそのほかの選手たちの入れ替えで行われるという。
いずれにしてもアトレティコは現在、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に何よりも集中している様子。その理由は、シメオネ政権下で12年連続のCL出場を決め、参加収入を手にしなければ「トップレベルの選手たちを保つことはできない」ため。現在アトレティコはCL出場圏4位に位置し、3位ジローナには勝ち点7差をつけられ、圏外の5位アトレティック・クルブには6差をつけている。
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