アトレティコ・デ・マドリードは7日、DFセサル・アスピリクエタの入団発表を行った。
アトレティコはチェルシーと1年残っていた契約を解消し、フリーで加わったアスピリクエタと1年+延長オプション1年の契約を結んだ。ディエゴ・シメオネ監督は以前からアスピリクエタ獲得を熱望していたことで知られており、今夏の移籍市場でついに念願を叶えた格好だ。
シメオネ監督は右サイド(ウィング)バックのDFナウエル・モリーナのバックアッパーや3バックの一角など、アスピリクエタがそのポリバレント性を生かして複数ポジションで活躍することを見込んでおり、加えてピッチ内外でリーダーシップを発揮することにも期待を寄せているという。そして入団発表で、アスピリクエタはそうした期待に適うトップ・オブ・トップのメンタリティーをいきなり披露している。
チェルシーであらゆるタイトルを勝ち取り、精神的にもチームを引っ張ってきた男は、アトレティコにもポジティブな影響を与えるであろうことを、その発言から感じさせている。
「僕は今回の移籍を挑戦だと、もっと向上できるチャンスだと思っている。学ぶことは最後の日までできるんだよ」
「どのポジションでプレーしたいかなんて、どの監督にも要求したことはない。自分の経験を生かしつつ、アトレティコが目標を達成できるように可能な限り助けていけたらと思っている」
「1年+延長オプション1年の契約について? 僕は33歳だし、5年契約を結ぶなんてことは考えていない。昨季はチェルシーと2年契約延長を交わしたが、結局は環境を変えることになった。これが最善の選択なんだって信じている」
「僕はこれから、ピッチで成功をつかまないといけない。過去は美しいものだし、多くのタイトルを獲得してきたことは誇り高く思っている。しかしね、自分の価値というものは日々示し続けなくてはいけないんだ。ここに長くいられればいいし、それこそが僕の目標になる。でも契約年数については絶対的に重要なわけじゃない」
「自分の去就については多くの噂があったね。でも監督やクラブの人々と話したとき、アトレティコこそが自分にとってのベストだった。アトレティコの価値観やファンの存在を味方側で感じてみたかったし、グループやクラブの助けになれると思ったんだ」
「僕たちは犠牲の精神や努力によって、素晴らしいことを成し遂げられるはずだ。僕はこのクラブがどのように成長を遂げていったかを見てきたし、だからこそ、ここにやって来ることを希望したんだよ」
なお、アスピリクエタはアトレティコで背番号3をつけることになる。
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