アトレティコ・デ・マドリードFWジョアン・フェリックスから心のクラブだったと宣言されたバルセロナだが、実際に獲得に動く可能性はあるのだろうか。スペイン『マルカ』が、獲得費用について説明している。
今夏でのアトレティコ退団を希望しているJ・フェリックスは、移籍専門ジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏とのインタビューで「バルサでのプレーを歓迎している」「子供の頃からの夢だったんだ」「いつだってバルセロナが最初の選択肢にあった。バルサに加われるならば素晴らしいね」と発言。バルセロナに強烈なラブコールを送った。
その一方でバルセロナのジョアン・ラポルタ会長も2021年夏にJ・フェリックスについて「私は大好きだ。(同選手の代理人ジョルジュ・)メンデスはそのことを知っている」と発言していた。バルセロナはその当時、FWアントワーヌ・グリーズマンとのトレードでJ・フェリックス獲得を狙ったものの、その頃のアトレティコはポルトガル代表FWをスポーツ面のプロジェクトの中心に置いていたために提案を拒絶されたと報じられていた。
では、もしバルセロナが今夏、ラブコールを受けてJ・フェリックス獲得に乗り出すとしたら、一体どれだけのコストがかかるのだろうか。
アトレティコは2019年にクラブ史上最高の移籍金1億2700万ユーロをベンフィカに支払い、J・フェリックスを獲得。同選手とは2027年まで契約を結んでるが、『マルカ』曰くもしバルセロナがそんな同選手を完全移籍で獲得する場合、移籍金や年俸で合計1億ユーロのオペレーションになるという。
同紙はまた、より現実的な選択としてレンタル移籍の例も挙げる。レンタルであれば、アトレティコは年俸及び移籍金の減価償却費の負担を求めることとなり、バルセロナは1年レンタルで2500万ユーロの費用を請け負うことになるようだ。
極度の財政難から抜け出せずMFイルカイ・ギュンドアンやDFイニゴ・マルティネスら新加入選手だけでなく、MFガビやDFロナルド・アラウホの選手登録も完了していないバルセロナにとっては、完全移籍はもちろん、レンタルもハードルが高いかもしれない。
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