アトレティコ・デ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督が、バルセロナ戦で起こったサポーター同士のトラブルについて見解を示している。
ラ・リーガ第30節バルセロナ対アトレティコ(1-0)の試合で、同試合における観客席の映像がSNSで拡散されて物議を醸した。
その映像では、アトレティコのユニフォームを着た一人の観客が、スペイン国旗の赤黄を背景にしたアトレティコのエンブレム旗をスタンドで掲げ、周囲のバルセロナファンとトラブルになっていた。一人のバルセロナサポーターがその旗を無理やり取り上げると罵声を交えた大歓声が上がり、その後の警備員がアトレティコファンを連れ出したような様子も捉えられている。
バルセロナはその後に声明で、旗によってスポンサーの名前やマークを隠すことが許可されていないこと、またポーランド人であるというアトレティコファンがユニフォームと旗を荷物預かり所に預けてから同じ席に戻って観戦したことを説明。しかしながら、バルセロナサポーターが一団となってアトレティコのユニフォームを着ている観客を非難している姿は、大きな衝撃を与えるものだった。
シメオネ監督はラ・リーガ第31節、ホームでのマジョルカ戦の前日会見でこの件について言及。どこのスタンドかに関係なく、異なるクラブのサポーター同士が敬意を払える環境が存在することを願った。
「クラブは現在。その件についてバルセロナと話し合っている。無論、自由はあらゆるところに存在するべきだろう」
「私はあるユニフォームを着る人が、ほかのユニフォームの人たちとは絶対に一緒になれない国からやって来た。それがアルゼンチン社会にある現実なんだ。だからこそ、スペインには前へ進んでほしいと願っている」
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