バルセロナからアトレティコ・デ・マドリードへの完全移籍を果たしたFWアントワーヌ・グリーズマンが、その喜びを表している。
2020年夏、レンタル移籍によってバルセロナからグリーズマンを取り戻したアトレティコは、フランス代表FWを50％以上の試合で45分以上起用すれば4000万ユーロで買い取る必要があった。
だが財政的に厳しい状況のアトレティコにとって4000万ユーロの支払いはハードルが高く、バルセロナとの駆け引きのために今季からグリーズマンの出場機会を60分以降に制限。その後、高給取りでもあるグリーズマンの復帰を望まないバルセロナと交渉の席に着き、推定移籍金2000万ユーロでの完全移籍で合意に達している。
アトレティコと2026年まで契約を結んだグリーズマンは、同クラブでプレーし続けるためには、出場時間の制限などもさして大した犠牲ではなかったことを強調。今後も心のクラブであるアトレティコに尽くしていく意欲を述べた。
「とても幸せだ。これが僕の望んでいたことだった。ここにいること、このクラブ、このスタジアム、チームメート、ファンとともに喜びを噛み締めることがね。僕はここで続けるためにできる限りのことをしたんだ」
「ここに何年もいられる可能性が生まれたとき、クラブと話をすることになった。深く考えず、どんな努力でもする考えだったよ。僕のことを愛してくれているクラブ、監督のもとで楽しみたかったんだ。そのためにした努力は瑣末なものだ。だって、自分はアトレティコの人間であることを、とても誇りに思っているんだから」
「これから、決定機を逸することもあるだろう。でも僕は力の限りを尽くす。それこそが見てもらいたい姿だ」
「シメオネ？ 本当に尊敬している。彼には大きな借りがあるんだ。彼とアトレティコ、それとレアル・ソシエダのおかげで、僕は最高のレベルにまで到達したんだ」
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