アトレティコ・デ・マドリードFWジョアン・フェリックスのチーム合流日が、あと1週間まで迫っている。
ディエゴ・シメオネ監督らとの確執が噂され、昨季レンタル移籍によってバルセロナでプレーしたJ・フェリックス。EURO2024に参加していたポルトガル代表FWは、26日にすでに今季プレシーズを開始しているシメオネ監督のチームに合流しなければならない。だがスペイン『マルカ』曰く、やはりJ・フェリックスも同選手から繰り返し攻撃的な発言を受けてきたクラブも、再会を望んでいるわけではないようだ。
同紙によれば、J・フェリックスはアトレティコ以外のクラブでプレーすることを望み、一方のアトレティコはレンタルではなく、完全移籍での放出を望んでいるとのこと。しかし今なお、肝心の移籍先は決まっていない模様。今季もJ・フェリックスをチームに擁したいバルセロナは、買い取りではなくレンタル延長を望んでおり、アトレティコの意向には削ぐわない様子だ。
アトレティコは2019年にベンフィカに移籍金1億2700万ユーロを支払い、J・フェリックスを獲得。契約は2029年までで、年間の減価償却費は1270万ユーロとなっている。同クラブは損失を計上しないため、加えて、すでに獲得を内定させたレアル・ソシエダDFロビン・ル・ノルマンに続き、同MFミケル・メリーノ、ジローナFWアルテム・ドフビク、マンチェスター・シティFWフリアン・アルバレスらを引き入れるための足しとするために、J・フェリックスを移籍金6000万ユーロで売却することを目指しているという。
だがチェルシー、バルセロナ、EURO2024で顕著な活躍を見せられなかったJ・フェリックスに対して、現状で買い手はついてないようだ。古巣のベンフィカには買い取る考えがあるようだが、支払える額は6000万ユーロを大きく下回り、実現性はほとんどないようだ。
果たして、J・フェリックスとアトレティコの面々は直接顔を合わせず別れることになるのか、それとも、昨夏のように険悪なムードの中で一緒に夏を過ごすことになるのだろうか。
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