今季後半戦に入り、衝撃的な強さを披露しているアトレティコ・デ・マドリードだが、ディエゴ・シメオネ監督は、周りに左右されず自分たちを信じ続てきた結果と述べている。
今季前半戦にはチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージで敗退し、ラ・リーガではCL出場圏にも入れないなど、シメオネ監督政権の終焉すら真剣に議論されるほど低調を極めたアトレティコ。しかしカタール・ワールドカップ(W杯)後、チームは復活を遂げた。
アトレティコはカタールW杯後のラ・リーガ21試合で14勝4分け3敗の成績を収め、そして第33節カディス戦(5-1)の大勝によって、ついにレアル・マドリードを抜き去り2位に浮上。MFコケをアンカー、FWアントワーヌ・グリーズマンを前線のフリーマンとして、彼らを軸に構築された3-5-2のポゼッションフットボールは見応えも抜群で、ラ・リーガ、ひいては欧州主要リーグの中でも際立った勢いを見せている。
シメオネ監督はカディス戦後、自チームが復活した理由について、次のように説明した。
「私は毎シーズン学んでいる。人生というものは、日々学んでいくものなんだよ」
「私たちはW杯後から確実に成長を遂げた。しかしながら、多くの人々がこのチームのことをもう信じていなかったね。それでも努力を止めず、自分のしていることを信じて、最後には結果が出るというのは素晴らしいことだ」
「私に疑いの目が向けられていたとき何を考えていたか? 私は自分がすべきことに確信を持っていた。外部で話されていることは重要ではない。私は自分のしていることを信じていたし、自分がこの目で見ていることを大切にしていた。自分が考えている、感じていることこそが重要だったんだ。守備の安定と決定力さえ手にできれば、このチームがリアクションを見せられると、私は確信していたよ」
アルゼンチン人指揮官はその一方で、アトレティコが2位になったことが決して偶然ではないことを強調している。
「私たちはこの10年間、マドリードとバルセロナを何度も上回ってきた。それは偶然によるものではなく、ずっと前から取り組んできた仕事の成果が出ている、ということだ。私たちはもっと遠くまでたどり着きたい」
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