スペインのペドロ・サンチェス首相が、先に行われたマドリードダービーでレアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールに対する人種差別的チャントが歌われたことについて、自身の見解を述べている。
18日のラ・リーガ第6節、シビタス・メトロポリターノでのアトレティコ対レアル・マドリード(1-2)で、アトレティコのサポーターと思われる人物たちはスタジアム外で「ヴィニシウス、お前は猿。お前は猿。ヴィニシウス、お前の猿だ」とのチャントを歌った。
この一件はスペインのスペインのペドロ・サンチェス首相まで言及する事態となっている。アトレティコのサポーターとして知られているペドロ・サンチェス首相は『ポリティコ』とのインタビューにおいて、自クラブの対応の甘さを指摘している。
「私はアトレティコ・デ・マドリードの大ファンだ。だから、非常に悲しいよ」
「私はこうしたタイプの言動に対して、各クラブが強いメッセージを発することを期待していた。私のチームに対してはそうしたことを頼みたいんだ」
「思うに、フットボールの各クラブはこうした言動について深刻に受け止めるべきだ」
なおアトレティコは、ペドロ・サンチェス首相のこの発言に前後して声明を発表。「私たちは人種差別的性格を持ったありとあらゆる姿勢を強く非難します。それは私たちの社会の欠陥であり、悲しむべきことに昨日の試合だけに限らず、スポーツ、またはスポーツ以外範疇で起こっていることです」「私たちは権威機関に連絡を取り、その忌むべき出来事に参加した人々の身元を明らかにするよう要請しました。該当する人々がクラブのソシオ(会員)である場合には、罰則を適用することになります」と伝えている。
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