アトレティコ・デ・マドリードは9日、アルゼンチン人指揮官ディエゴ・シメオネ監督(53)との契約を3年間延長したことを発表した。
アトレティコとシメオネ監督の契約は今季限りでとなっていたが、クラブと同指揮官の代理人である妹ナタリア女史は、2027年までの新契約を結ぶことで合意した。なお世界最高額ともされたシメオネ監督の年俸(推定ではネットで1600万ユーロ)は、新型コロナウイルスのパンデミックの影響でクラブの財政が圧迫されているために、20〜30%の減額になったとみられている。
シメオネ監督は2011年末に選手として過ごしたアトレティコに監督として復帰。その後ラ・リーガを2回、コパ・デル・レイを1回、ヨーロッパリーグを2回を制したほか、チャンピオンズリーグで2回にわたり決勝に進出するなど、クラブ最大の黄金期をもたらした。
アトレティコのクラブ予算はその間、1億2980万ユーロからパンデミック前の5億1550万ユーロを頂点として、297%の成長率を記録。その最大の要因はもちろん、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得だ。アトレティコは2013-14シーズンから今季まで常にCLに参加し続けているが、その期間中に同じく常時参加を成し遂げているそのほかのクラブはレアル・マドリード、バルセロナ、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン、バイエルン・ミュンヘンしか存在しない。
なおアトレティコはこの契約延長に際して、シメオネ監督とミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOの対談を公開。その中でアルゼンチン人指揮官は、チームのプレースタイルが守備的から攻撃的なスタイルに変化したこと、そして何よりも今なお「勝ちたい」という意思を持ち続けていることを強調した。
「私は勝ちたいんだ。そして、このグループは勝てるという確信を持っている」
「私たちはこれまでとは異なる形でプレーしており、進化を果たしている。それはチームがそうした形のプレーを求めているからであり、私ももっと突き詰めたいと思っているよ。このまま、目標を達成できることを願っている」
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