アトレティコ・デ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督が、レアル・マドリードFWヴィニシウスに対して侮辱的な言葉を口にしたことが話題となっている。スペイン『TVE』や『デスマルケ』が報じた。
18日に行われたコパ・デル・レイのベスト16、アトレティコ対レアル・マドリードは延長戦の末4-2でアトレティコが勝利。その試合の最中、ヴィニシウスはプレーだけに集中せず、観客、ボールボーイ、DFマリオ・エルモーソ、そしてシメオネ監督らに突っかかるような振る舞いを繰り返していた。
そして時計の針が90分を回ったとき、シメオネ監督がヴィニシウスに対して激しく憤った。ブラジル人FWから何かしらの意味がありそうなジェスチャーをされた(自身の背番号のことか指を7本立てていた)アルゼンチン人指揮官は、その直後、同選手に向かって「コンチャ・デ・トゥ・マドレ!」と口にしたのだった。
「コンチャ・デ・トゥ・マドレ」は主に南米の人たちが使うスラングで、直訳では「お前の母親の女性器」。「消え失せろ」や「帰れ」など、相手に対する怒りの感情を表す言葉だ。シメオネ監督はこの言葉を使ったことでイエローカードを提示されたが、それにも怯むことなくヴィニシウスと口論を続けていた。
なおシメオネ監督は試合後会見で、その件について説明を求められると「何もコメントすることはない。それもフットボールだ。ピッチ上では起こり得ることなんだよ」と語るにとどまった。対してレアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は「とても激しい試合だったし、冷静を保てない場面もあるだろう。それも理解し得ることだ」と語っている。
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