12日にラ・リーガ第25節、敵地サン・マメスでのアトレティック・クラブ戦に臨むバルセロナ。この試合ではDFロナルド・アラウホを出場停止で欠くことになるが、チームにとっては正念場となりそうだ。
というのも、堅守で知られる今季のバルセロナだが、負傷や出場停止によってアラウホを欠いた試合ではその堅い守りを発揮してこなかった。チャビ・エルナンデス監督率いるチームは今季公式戦17試合で失点を許したが、その内10試合でアラウホが不在。さらに勝利を逃した10試合の内6試合でも、このウルグアイ代表DFを欠いていたのだ。
バルセロナは今季公式戦で30失点を喫し、その内訳はラ・リーガ8失点、チャンピオンズリーグ12失点、ヨーロッパリーグ4失点、スペイン・スーパーカップ3失点、コパ・デル・レイ3失点となっている。そしてアラウホなしの17試合で16失点を許しており、1試合における失点率はほぼ1点近くに。アラウホがプレーした21試合の失点数は14で失点率は0.6点と、彼がいるのといないのでは大きな違いがある。
とりわけ、アラウホの不在が響いたのはチャンピオンズリーグだ。バルセロナはグループステージ6試合で12失点を喫したが、アラウホが出場したのはバイエルンとの1試合だけだった(その一戦では2失点)。またラ・リーガにおいて、GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンは6試合で失点を許していたが、3失点したシーズン前半戦のクラシコ含めてその内4試合でアラウホを欠いていた。
もはやDF陣のリーダー、“堅守のバルセロナ”の象徴的選手であるアラウホ。バルセロナは再び彼を欠くことになるアトレティック戦で、失点をせずに済むのだろうか。
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