バルセロナがマンチェスター・シティMFベルナルド・シウバ獲得を試みるようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じた。
ジョアン・ラポルタ会長は先に『ムンド・デポルティボ』とのインタビューで、「チャビはチャンピオンズリーグ（CL）優勝を目指すと言っている。ならばもう何人かの選手が必要だ」「（現陣容に足りないのは）中盤2選手とサイドバック1選手」と語っていた。中盤の獲得目標はアンカーとインサイドハーフとされるが、同紙はインサイドハーフではB・シウバが第一希望と報じている。
バルセロナはシティ及びジョゼップ・グアルディオラ監督が戦力に数えているB・シウバの獲得が極めて難しいオペレーションであることを知りながら、それでも着手する考えとのこと。その理由は、B・シウバにもバルセロナへの移籍願望があるためという。
『ムンド・デポルティボ』曰く、グアルディオラ監督はB・シウバに対して、彼が移籍を望み、また全員が満足するオファーが届くならばシティ退団を容認することを約束していたとされる。B・シウバは昨夏にもバルセロナ移籍を夢見たものの、CL優勝を強く望むシティの反対に遭い、またバルセロナが財政レバー（テレビ放映権などの資産売却）を引いて手にした資金をDFジュール・クンデやFWロベルト・レヴァンドフスキ、FWハフィーニャの獲得に費やしたために移籍は実現しなかったようだ。
そして昨季、シティはCLで優勝。一方のバルセロナは今夏、シティとの契約が終了したMFイルカイ・ギュンドアンを獲得したが、B・シウバは元チームメートの動きにも触発されて「アスールグラナ（青とえんじ）のユニフォームを着たくてたまらない」様子とのことだ。
バルセロナはシティがB・シウバ放出の扉を開くためには、選手側からのアプローチが鍵を握ると考えている様子。また『ムンド・デポルティボ』は移籍の形式として、来季買い取り義務付きのレンタル移籍をシティが受け入れることが望ましいと記している。なおシティとB・シウバの契約は2025年まで。B・シウバの代理人はFWアンス・ファティ、DFアレハンドロ・バルデ、FWラミン・ジャマルと同じで、ラポルタ会長が懇意にするジョルジュ・メンデス氏が務めており、そこは交渉においてプラスに働きそうだ。
ちなみにチャビ監督はB・シウバの獲得を最も求めているようだが、彼のほかにはトッテナムMFジオバニ・ロ・チェルソに惹かれているという。
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