バルセロナがDFジョアン・カンセロとFWジョアン・フェリックスの両選手を完全移籍で獲得することは、非現実的な話であるようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
バルセロナのデコFD(フットボールディレクター)は先日、スペイン『RAC1』とのインタビューで「カンセロとJ・フェリックスは来季のチーム構想にも入っている」と発言していたが、両選手を来季もとどめることは、やはり難しいのかもしれない。
バルセロナは今夏の移籍市場で、マンチェスター・シティからカンセロ、アトレティコ・デ・マドリードからJ・フェリックスをそれぞれ1年レンタルで獲得したが、買い取りオプションは保有していない。『マルカ』によれば、もしバルセロナが両選手を買い取る場合には、シティと2027年まで契約を結んでいるカンセロのために3000万ユーロ、アトレティコと2029年まで契約があるJ・フェリックスのために最低7000万ユーロの支払いが必要との見解を示している。
合計1億ユーロの移籍金は財政難に苦しむバルセロナにとってはあまりに高額であり、なおかつJ・フェリックスについてはその高年俸もネックとなりそうだ。『マルカ』は、完全移籍で獲得するのはカンセロのみにとどめ、J・フェリックスの代わりにブライトンで好調のFWアンス・ファティを復帰させることの方が、現実的なプランであると記している。
なおバルセロナは来夏、カンセロとJ・フェリックスのポジション以外にも、アンカーの補強も目指すようだ。今夏MFオリオル・ロメウを“ローコスト”で獲得した同クラブだが、強化部門は『重要かつ傑出したアンカーの選手』を求めているという。
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