バルセロナのデコSD(スポーツディレクター)が、RBライプツィヒFWダニ・オルモの代理人たちと話し合いの場を持ったようだ。スペイン『マルカ』が報じた。
同紙によればデコSDは18日、クラブハウスでダニ・オルモの代理人フアンマ・ロペス氏&アンディ・バラ氏と話し合いの場を持ち、移籍の可能性について話し合ったとのことだ。
バルセロナがダニ・オルモに興味を持っていることは以前から報じられていたが、デコSDと代理人たちの話し合いは、過去にも行われていた模様。バルセロナは自クラブの下部組織出身でプレー哲学を理解していること、両ウィングおよび1トップやトップ下として起用できること、ドイツ語を話せるためにハンジ・フリック新監督とのコミュニケーションが容易なことを理由として、このスペイン代表FWの獲得を希望しているという。
ただしバルセロナにとってダニ・オルモの獲得実現は簡単なことではなさそうだ。ダニ・オルモは現状、RBライプツィヒとの契約を6000万ユーロの支払いで解除することが可能となっている。しかし、この解除条項は7月15日で失効することになり、同選手の獲得を望むクラブはそれ以降、RBライプツィヒと移籍金に関する交渉に臨む必要が生じる。
つまりバルセロナは7月15日までに6000万ユーロを支払えば、無条件でダニ・オルモを引き入れることができるわけだが、財政難にあって同額の捻出は難しい。もう数カ月も届いていない子会社バルサ・ストゥディオス(クラブのオーディオビジュアル部門)の49%の売却収入が手に入るならば話は別となるが、現時点ではどうすることもできない様子だ。
なおデコSDは18日、ダニ・オルモのほかバルセロナBのDFミカイル・フェイの代理人とも面会した模様。同選手はトップチームでは居場所はなく、現状では放出先を探しているとみられる。その移籍先には、FWヴィトール・ロケの放出先とも噂されるポルトが挙げられているようだ。
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