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バルセロナ指揮官フリック、4-0で勝利したクラシコのハーフタイムに語ったこと…「DFラインを1メートルでも下げれば交代だ」|ラ・リーガ

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バルセロナ指揮官フリック、4-0で勝利したクラシコのハーフタイムに語ったこと…「DFラインを1メートルでも下げれば交代だ」|ラ・リーガGetty Images
【欧州・海外サッカー ニュース】フリック・バルセロナの強さの秘密は…。

ラ・リーガ第11節、敵地サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリード戦に4-0で快勝したバルセロナ。ハンジ・フリック監督はハーフタイム、選手たちに決して“後ずさりしてはいけない”というメッセージを伝えていたようだ。

今回のクラシコで強烈な印象を残したことといえば、4-0のスコアはもちろん、バルセロナのオフサイドトラップだ。フリック監督率いるチームは極めて高いDFラインを維持して、レアル・マドリードを合計12回オフサイドとしている。

ただし、FWヴィニシウス・ジュニオールやFWキリアン・エンバペなど、快速アタッカーを揃えるレアル・マドリード相手にオフサイドトラップを仕掛けるのは、大きなリスクを感じさせた。実際、DFラインを突破する動きを繰り返したエンバペは前半にシュートを決め切ったが、VARによって“ヒザの差”でオフサイドとなり、ゴールを取り消されている。

バルセロナのDF陣にとって、ラインをあれだけ高く設定するのは勇気がいる行為に思えるが、フリック監督はそうすることに固執していたという。スペイン『ムンド・デポルティボ』曰く、ドイツ人指揮官はハーフタイムのドレッシングルームでDFラインの高さを維持するよう繰り返し説き、こうも語ったとのことだ。

「(DFラインを)1メートルでも下げる選手は交代させるぞ」

前半はレアル・マドリードをハイプレスで苦しめたバルセロナだが、フリック監督は後半頭にMFフェルミン・ロペスをMFフレンキー・デ・ヨングに代えて、前半同様のDFラインの高さを保ちながら、ボールを保持して攻撃の主導権を握った。そしてレアル・マドリードを相変わらずオフサイドトラップの餌食としながら、54分、56分にFWロベルト・レヴァンドフスキ、77分にFWラミン・ヤマル、84分にFWハフィーニャがゴールを決めて見事勝利している。

今季のバルセロナはラ・リーガ第11節までにじつに77回のオフサイドを記録。DFラインを高く設定して、相手ペナルティーエリアの近くで攻撃を組み立てるのはフリック監督のプレー哲学と言えそうだが、『ムンド・デポルティボ』曰く、選手たちは試合をこなす毎にその勇敢かつ結果も出る哲学に心酔してるようだ。

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