バルセロナはマンチェスター・シティDFジョアン・カンセロとアトレティコ・デ・マドリードFWジョアン・フェリックスを今季も戦力に加える考えなのだろうか。
昨季レンタル移籍によってバルセロナでプレーしたカンセロ&フェリックス。同クラブのジョアン・ラポルタ会長は昨季終了のタイミングで、今季も戦力に数える意向を明言していたが、戦力的に本当に必要などかどうかが議論されている状況だ。
例えばカンセロがプレーする左右のサイドバックについては、DFアレックス・バルデ、DFジュール・クンデというレギュラークラスのほか、DFエクトール・フォント、DFアレックス・バジェ、DFガブリエル・マルティン、DFフリアン・アラウホも存在。またフェリックスのポジションであるウィングについてもFWハフィーニャ、FWアンス・ファティ、FWフェラ・トーレスがいるほか、加入間近のMFダニ・オルモやプレシーズンに大活躍を見せているFWパウ・ビクトルもプレー可能だ。
スペイン『アス』によれば、ハンジ・フリック監督はもしカンセロ&フェリックスが戻ってこなくても、上記に挙げた選手たちで戦力は十分に足りていると考えている様子。しかしながら同メディア曰く、バルセロナ関係者は「倫理的な約束」があるために、今季も“Wジョアン”獲得を試みる必要性があると説いているようだ。
カンセロ&フェリックスは昨季、バルセロナが財政難に陥っているために大幅な減俸を受け入れた。同クラブはその負い目もあって、彼らを再獲得する方針を貫いているという。
ただし、バルセロナに“Wジョアン”を獲得する意思があるとしても、実現できるかどうかは未知数のようだ。バルセロナは今季も両選手を1年レンタルで獲得する考えとされるが、マンチェスター・シティとアトレティコには完全移籍での売却か、買い取り義務をつけたレンタルでしか放出する気がないという。
『アス』は加えて、カンセロ&フェリックスの代理人がジョルジュ・メンデス氏であることを強調。アンス・ファティ、そしてFWラミン・ヤマルの代理人でもあるメンデス氏とラポルタ会長は極めて良好な関係を築いているが、バルセロナが“Wジョアン”の扱い方を間違えれば、その絆に傷が入ることを指摘している。
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