バルセロナは28日、フランス代表DFジュール・クンデ(23)獲得に関してセビージャと合意に至ったことを発表した。
バルセロナは次のような声明を伝えている。
「バルセロナとセビージャはジュール・オリヴィエ・クンデの移籍について基本合意に達しました。あとはメディカルチェックと契約書へのサインで、このオペレーションは公式なものとなります」
スペインメディアの報道によれば、バルセロナは移籍金5000万ユーロ+出来高1000万ユーロでセビージャとの交渉を合意にこぎつけた模様。クンデとは5年契約を結ぶことになるようだ。
バルセロナはチャビ・エルナンデス監督がクンデの獲得を熱望。一時期はチェルシー移籍が間近とされていたクンデだったが、バルセロナの同選手に対する説得や、セビージャのモンチSD(スポーツディレクター)がチェルシーの提示した移籍金の支払い方法に難色を示したことなどがあって、今回の移籍が実現したとされている。
クンデはその守備能力(その跳躍力を生かした空中戦の強さは特筆もの)はもちろんのこと、ビルドアップにおける判断力とパス精度が高く、リベロもこなすことのできる万能型DF。バルセロナでも将来的に、もしかしたら今すぐにでもDFのリーダーとなり得る存在だ。
バルセロナにとってクンデはMFフランク・ケシエ(フリー)、DFアンドレアス・クリステンセン(フリー)、FWロベルト・レヴァンドフスキ(移籍金4500万ユーロ+出来高500万ユーロ)、FWラフィーニャ(4800万ユーロ+1200万ユーロ)に続く今夏5人目の獲得選手となる。テレビ放映権の一部売却で資金を得て、ここまでの獲得費用として1億4300万ユーロを投じている同クラブは、今後チェルシーDFセサル・アスピリクエタ、DFマルコス・アロンソの獲得実現を目指すとみられる。
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