バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が19日に行われる本拠地カンプ・ノウでのクラシコを前に、自クラブのサポーターにメッセージを伝えた。その内容は、審判買収疑惑“ネグレイラ事件”にも触れるものとなっている。
2001年から2018年まで、当時の審判技術委員会(CTA)の副会長エンリケス・ネグレイラ氏の所有する会社に約700万ユーロを支払っていたことで、審判買収の疑いで検察当局から起訴されたバルセロナ。ラポルタ会長は2003年夏にスタートさせた第一次政権でネグレイラ氏への支払いを再開させ、入金額を大きく増やしたことで渦中の人物となっている。
そうした中で、クラシコに向けてメッセージを発したラポルタ会長は、“ネグレイラ事件”がバルセロナを貶めるために組織されたキャンペーンであるとの主張を崩さず。さらに「攻めにも出る」と、これから反撃に出ることすら予告している。
「やあ、クレの諸君。日曜に私たちは大事な試合を控えている。チームのことをこれまで以上に応援してほしい。私たちはラ・リーガ優勝に近づく素晴らしいチャンスを手にしているんだ」
「私たちが苦しんでいるキャンペーンは偶然のものではない。その目的は短期スパンではチームの安定を失わせること、中期スパンではバルサを操り、自分たちのものにすることにある。なぜ、どうやってこのキャンペーンが組織されたか、これから君たちに説明する時間が持てるだろう」
「私たちがクラブを守っていくことについて、どうか疑わないでほしい。それだけではなく、攻めにも出るつもりだ」
「だが今は選手たちを応援することに集中しようじゃないか。なぜならば、彼らの最初の目標はチームの安定をぐらつかせることであり、私たちは試合に勝利するべくコーチ陣と選手たちを応援しなければいけない。私たちの選手たちの注意を逸らすようなことに集中してはいけないと思っている」
「これまで以上の応援をお願いしたい。バルサを助けていこう。私たちはバルサを愛しているのだから」
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