バルセロナは5日、バイエルン・ミュンヘンから獲得したFWロベルト・レヴァンドフスキの入団セレモニーを開いた。
8月5日は昨年、FWリオネル・メッシのバルセロナ退団セレモニーが行われたクラブ史にとっても痛ましい日付だ。そして、それから丸1年後のカンプ・ノウに姿を現したのは、アスルグラーナ（青とえんじ）のユニフォームを着たレヴァンドフスキ。5万7300人のサポーターが、ついにお披露目されたメッシと同時代を生きる稀代の点取り屋を歓迎した。
前バイエルンFWはバルセロナサポーターからの歓迎について、次のような感想を述べた。
「素晴らしかった。入団セレモニーで、ピッチ上でこれだけ感動するなんて……説明するための言葉が見つけられないくらいうれしいよ。自分の芝生の上での仕事ぶりを、はやくサポーターたちに見せたいね。ここにいることができて、とても誇らしい」
「自分がこれまでしてきた経験によって、チームメートたちのことも後押しできればいいと思う。僕は自分のことだけを考えているわけじゃなく、チームとして手にする成果を意識している。プレーだけでなく言葉でもチームメートを助けていけるならうれしい。僕はこれまで、フットボールで様々なことを目にしてきた。必要ならばそれも役立たせるよ」
レヴァンドフスキは、バルセロナ移籍を決断した理由も説明している。
「34歳という年齢？ 別に重要なことじゃない。ただの数字だよ。僕は自分が34歳だなんて感じていない。フィジカル的にも素晴らしい調子だし、長年トップレベルでプレーしてきた。そんなことを考える必要なんてないんだよ」
「毎朝、モチベーションを上げる方法？ 最初に朝食を食べて、それから練習に向かう。自分のしていることを愛しているし、その感覚を今なお持ち続けている。年齢についてはポジティブでしかない。痛みもなく目を覚ますし、飢餓感もあって、偉業を達成し続けたいと願っている。僕は楽しんでいるし、フットボールに対して巨大な愛情を感じているよ」
その一方でチャビ・エルナンデス監督については、同指揮官が望むことをしっかりと理解しているようだ。
「話して数分間で、彼の考えがどういうものかを理解した。彼が自分に何を求めているのかは正確に把握している。システムも、戦術もね。彼とはつながっているような感覚を覚えている。明確なアイデアを持ち、自分の求めていることをちゃんと自覚している人物だ。このチームにとって理想的な監督だと思う」
バルセロナの宿敵レアル・マドリードと、得点王争いでライバルとなることが目されるFWカリム・ベンゼマについては、どう考えているのだろうか。
「レアル・マドリードと争う準備はできている。彼らがどうプレーするかは知っているよ。昨季のレアル・マドリードは素晴らしい成功を収め、僕たちはそんな彼らを打ち破らなくてはいけない。難しいことは分かっているけど、でもこれはフットボールだ。それにレアル・マドリーだけじゃない。僕たちにはあらゆるファンタスティックなクラブと争う心構えがないと」
「僕たちはいつだって最高レベルのプレーを見せなくてはいけない。毎試合、勝利のためにプレーするんだ。僕はレアル・マドリーやベンゼマのことについて考えていない。彼はファンタスティックなストライカーで、長年ラ・リーガでプレーしている。でも僕にとって大切なのはバルセロナとともに良いプレーを見せることであり、彼相手にプレーすることじゃないんだ」
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