バルセロナのデコSD(スポーツディレクター)が、スペイン代表で左足筋肉に問題を抱えたFWラミン・ヤマルについて言及している。
スペイン代表に参加していたヤマルは、12日のネーションズリーグ第3節デンマーク戦(1-0)で93分まで出場して、左足に問題を抱えた。15日の第4節セルビア(3-0)戦を前にクラブに戻り、検査では左足ハムストリングの過負荷と診断されている。
この結果、ヤマルは20日に行われるラ・リーガ第10節セビージャ戦を大事を取って休む可能性があるが、23日のチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第3節バイエルン戦、そして26日のラ・リーガ第11節レアル・マドリー戦には問題なく出場可能とみられる。
この件では、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が負傷のリスクを考慮せずヤマルを必要以上に起用しているとして、非難の対象となっているが、デコSDは同指揮官の責任ではないことを強調。スペイン『RAC1』とのインタビューで、次のように語っている。
「現在は日程について議論が交わされているところだ。しかし代表チームのテーマは、すべてが代表監督の責任というわけではないよ。彼にネーションズリーグ開催の責任はないのだから。以前は公式がはもっと少なかったが、現在は日々、命をかけて戦わなくてはいけない。過密日程については、しっかりとした分析が必要だ」
デコSDは現在17歳のヤマルと、17歳でバルセロナのトップチームデビューを果たしたFWリオネル・メッシの比較を行なっている。デコSDはバルセロナの選手として、メッシをデビュー時から見守ってきた存在だ。
「当時のレオはもう少し爆発的な選手だったね。彼はすでに成功をつかんでいた世代の中で成長を遂げた選手だった。その一方でラミンは、新しい世代の一部になろうとしている。彼らの状況は異なっているんだ。ラミンについて素晴らしいのは、その成熟ぶりだ。彼の年齢からすれば、普通のことではないよ」
ではデコSDにとって、ポルトガル代表のチームメートだったFWクリスティーノ・ロナウドとメッシでは、どちらの方が優れていたのだろうか。
「クリスティアーノは最初はサイドでドリブル突破をする選手だったが、その後に点取り屋に変わった。対してレオはレオという存在だった。彼は神が触れた選手なんだよ。レオはデビューしたときから、ほかとは異なっていたんだ」
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