20日に行われたラ・リーガ第10節、本拠地カンプ・ノウでのビジャレアル戦に3-0で勝利したバルセロナ。チャンピオンズリーグ(CL)敗退濃厚、クラシコ敗戦という失望の1週間の後に希望が持てる結果をつかんだわけだが、DFジェラール・ピケはいまだ厳しい状況に立たされている。
CLインテル戦では、DFラインを無視したポジショニングで失点の原因となるなどして大きな批判を浴びたピケ。それだけでなく、ほかのキャプテンたちと同じくクラブからの年俸引き下げに応じない同選手に対して、サポーターは我慢の限界を迎えてしまったのかもしれない。
ビジャレアル戦、ピケは78分にDFジュール・クンデとの交代でピッチに立ったが、その際に多数の観客が辛辣な指笛を彼に浴びせた。バルセロナの象徴の一人は、ついに批判すべき対象となってしまったようだ。
ジョルディ・クライフSD(スポーツディレクター)は試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューでこのブーイングの件についてコメント。指笛を吹くことが、チームの助けにならないことを強調している。
「選手はどんなに指笛を吹かれたとしても、より良いプレーを見せられるようになるわけじゃない。サポーターにはリアクションを見せる権利があるが、しかしピッチに立つ全選手を最後まで応援してほしい。指笛を吹いてプレーが改善されるわけじゃないんだ。最初から最後まで応援することは、本当に大切なんだよ」
昨季終了後、チャビ・エルナンデス監督から絶対的主力ではなくなることを伝えられたとされるピケは、今季公式戦14試合で7試合に出場。その内、先発を務めたのは4試合にとどまっている。
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