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カタルーニャ政府、レアルにバルセロナを“体制のクラブ”と指摘した映像の削除要求「歴史の改ざん。越えてはいけないライン越えた」

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カタルーニャ政府、レアルにバルセロナを“体制のクラブ”と指摘した映像の削除要求「歴史の改ざん。越えてはいけないライン越えた」DAZN
【欧州・海外サッカー ニュース】カタルーニャ州政府がレアル・マドリードを非難。フランコ独裁政時代に、バルセロナこそ“体制のクラブ”であったと指摘する映像を公開した件で。

カタルーニャ州政府が、レアル・マドリードに対してバルセロナが“体制のクラブ”と指摘した映像の削除を求めた。

バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は17日に会見を開き、自クラブの審判買収疑惑“ネグレイラ事件”の説明を行なったが、その際にレアル・マドリードについても言及。「彼らは歴史的にも現代においても審判の恩恵を受けているクラブだ」「彼らはスポーツ、経済、政治の権力に近しい“体制のクラブ”と考えられている」「(レアル・マドリーが審理への出頭は)前例のない厚顔無恥な振る舞いだよ」と発言した。そしてそれに対してレアル・マドリードは地上波放送の『レアル・マドリードTV』及びSNSで反論映像を公開。「どちらが“体制のクラブ”なんだ?」とのメッセージを記し、故フランシスコ・フランコ氏が敷いた独裁体制においてバルセロナこそが恩恵を受けていたクラブであることを主張している。

レアル・マドリードはまず、バルセロナが3回にわたってフランコ氏に栄誉を称えるメダルを贈呈し、さらに1965年には栄誉ソシオ(クラブ会員)にもしたことを説明。加えてバルセロナ本拠地カンプ・ノウの落成式がフランコ政権の総務大臣だった故ホセ・ソリス・ルイス氏の手によって行われ、3回にわたる破産危機をフランコ氏の3回にわたる土地の再評価で乗り越えていたことも強調した。同クラブはさらに、バルセロナがフランコ氏の独裁政権下でラ・リーガを8回、総統杯(現コパ・デル・レイ)を9回優勝し、対して自クラブがラ・リーガで優勝を果たすまでに15年を要したことも説いて、最後に故サンティアゴ・ベルナベウ元会長の「レアル・マドリーが体制のチームであると耳にするとき、そんなことを言う人間の父親を馬鹿にしてやりたくなる」との言葉を紹介している。

そして翌日、レアル・マドリードが公開した映像は政治問題にまで発展。カタルーニ州政府の広報パトリシア・プラハ女史が、事実誤認を招く内容であるとして削除を求めた。

「政府の名において言わせていただきます。レアル・マドリードが流布した映像は、粗雑な歴史改ざんです。下品な“フェイクニュース”ですが、恐ろしいのは一般人によってつくられたわけではないということです。あれだけのフォロワーと反響を有するフットボールクラブが発信したという事実は、些細なことになり得ません」

「これは本当に憂慮すべき、無責任な行動です。フランコの体制に苦しんだ多くの人々に対して無礼かつ侮辱的なことであり、当時の会長ジョゼップ・スニョールを体制に銃殺されたFCバルセロナに対しても同様です。マドリード州ではもう覚えられていないのかもしれません。しかしながらレアル・マドリードが映像を削除し、レッドラインを越えたことを謝罪した方が良いのではないでしょうか」

文/江間慎一郎

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