欧州サッカー連盟(UEFA)は審判買収疑惑があるバルセロナについて、処分を科すかどうかを6月までに決定するようだ。『エスパニョール』や『クアトロ』、『マルカ』といったメディアが報じている。
バルセロナは2001年から2018年まで、当時の審判技術委員会(CTA)副会長エンリケス・ネグレイラ氏の所有会社に対してレフェリング分析などを名目に約700万ユーロを支払っていたことで、審判買収の疑いで検察当局から起訴されている。そしてUEFA倫理・規律委員会もこの疑惑に関して調査に乗り出しており、来季欧州カップ戦から追放される可能性なども取り沙汰される事態となった。
UEFAはバルセロナに関する調査及び処分手続きを迅速に進める方針で、遅くとも6月までには処分を科すかどうかを決定するとのこと。これは2023-24シーズンの欧州カップ出場チームにバルセロナを含められるか否かを考慮した方針で、バルセロナがもし1シーズンの大会追放処分を受けた場合、UEFA上訴委員会やスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴え出ることも考慮しているようだ。
なおUEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は、先にこの審判買収疑惑について「あくまで私個人の意見では、これまでに自分が目にしてきたフットボールの出来事において、最も深刻な内容の一つだ」と語っていた。なお同会長は今週に行われるUEFA総会において、再選を果たすことが確実とみられている。
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