バルセロナは4月1日にラ・リーガ第27節、敵地マルティネス・バレーロでのエルチェ戦に臨む。前日会見に出席したチャビ・エルナンデス監督は、今節からパブロ・マチン氏に代わりセバスティアン・ベカセセ監督が指揮を執るエルチェへの警戒感を表している。
「監督交代があるときは難しい。私たちは(ベガセセ監督の)過去のチームがどうプレーするかを見た。罠になり得る試合だし、苦労を強いられるだろう。彼らはモチベーションが高く、一方の私たちは実際には成し遂げていないことをすでに成し遂げたと考えてしまうかもしれない。簡単なアウェー戦ではないよ」
バルセロナは残り試合すべてに勝利すればラ・リーガ新記録となる勝ち点104を獲得できるが、チャビ監督は「私が望むのはラ・リーガ優勝だけ。そうしたことについては話していない」と発言。その一方で、MFガビの激情的な態度が問題視され始めていることについて見解を求められると、次のよう返答している。
「彼は並外れた情熱やハートを込めてプレーしている。それを変える必要などないんだ。それは彼がバルサの選手だから問題になるんだろう。レアル・マドリードやほかのチームであれば、それは長所として扱われていたはずだよ」
「私は彼のことを誇りに思っている。現在、世界最高のMFの一人だ。そうした話題があるとは驚きだね」
「私がバルサとマドリードでの差別について話した? いや。私はほかのチームでプレーすれば、と言ったんだ。扱いが違うのは何もマドリードだけではない。君たち(報道陣)はそうしたキャンペーンをすぐにつくり出す。理解できないよ。18歳がああしたプレーを見せるならば、それは称賛すべきことなんだ」
チャビ監督はまた、FWアンス・ファティの父親がバルセロナの同選手の扱いについて不満を漏らしたことにも触れた。
「私が心配するのはアンスだ。その父親や家族じゃない。こうしたことは選手時代にもあったし、さして重要なことではない。彼は素晴らしい選手だ」
「アンスは試合に参加している、徐々に重要な選手になり始めている。私からは焦らないよう願いたい。それはアンスではなく、ほかの選手たちについても言えることだ。彼はまだ20歳なんだよ」
パリ・サンジェルマンFWリオネル・メッシ復帰の可能性も話題になっているが、チャビ監督はどう考えているのだろうか。
「今はメッシの復帰について話すタイミングではない。レオとはよく話すが、今はそうした時期ではないんだ。レオにとってもクラブにとっても良いことではない。まあ、どういった形でもレオが戻ってくればいいんだが。ここは彼の人生のクラブだ」
「私は彼の成長を見届けたチームメートだ。彼がどんなフットボーラーかは知っている。マイケル・ジョーダンのような“ラスト・ダンス”への期待が高まっているのは普通のことだろう」
チャビ監督はそのほか、センターバックとして出場機会が限られているDFエリック・ガルシアをアンカーで起用する考えを明かしている。
「エリックについては以前からそこで起用することを考えていた。ラファ・マルケスと似たようなケースだ。彼は足が使え、良いボールを出せる。中盤の底でも適応できるだろう」
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