バルセロナのチャビ・エルナンデス監督は、スペイン・スーパーカップ優勝によって、自身が重圧から解放されたとは感じていないようだ。
宿敵レアル・マドリードをほぼ完璧なパフォーマンスで破り、バルセロナ指揮官としての初タイトルを獲得したチャビ監督だが、本人に気の緩みはない様子。19日に行われるコパ・デル・レイのベスト16、セウタ戦を前に会見に出席した同監督は、バルセロナでは常に重圧にさらされることを強調している。
「クラシコで私が解放されたって? そうは感じていない。明日のコパ、さらにリーガ、ヨーロッパリーグと、また重圧を感じることになるんだよ。結局、タイトルを勝ち続けることができなければ、シーズン終了後にどうせ君たちは私を殺すんだ。それがバルサというものなんだよ」
「幸か不幸か、私はこのクラブことを理解している。結果が出なかったりプレーが悪かったりするとき、父親、近所の人たちが何を話し、学校でどう話題になるかは分かっているんだ。私は家で家族の仕事に従事しており、外国人としてここにいるわけではない。だから、3倍苦しんでいる。もちろん、楽しんでもいるんだがね」
チャビ監督はレアル・マドリード戦で、4-3-3ではなく4-2-3-1のシステムを使用。MFセルヒオ・ブスケツ、MFフレンキー・デ・ヨングを2ボランチに据えてMFガビを左サイドハーフ、MFペドリをトップ下で起用と、創造的なMF4選手を同時起用している(右サイドハーフはFWウスマン・デンベレ)。
「そのシステムとプレーアイデアでは、彼らの内の一人がフリーになる。彼ら4人で互いを探し合ってくれているよ。いつも以上にボールに触れられるが、私たちはパス回し以外の状況でも優位性を探っていく。チームがあれだけまとまっていれば、ブシ(ブスケツ)にとってもやりやすいはずだ。全員がまとまれば、バルセロナは世界最高のチームになれる」
「フレンキーも快適にプレーできているように思う。私たちは彼にフリーマンとしての自由を与えている。彼はボランチながら持ち場を離れて、ボールを運ぶことが許されているんだ。フレンキーは世界最高の一選手になれるし、違いを生み出すことができる。私たちは彼にその自信を与えているんだよ」
「新システムの中でウィングの起用法はどうなるか? 彼らもプレーに参加する。あらゆるタイプの試合が存在するのだからね。すべては試合に依存することだ」
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