26日のラ・リーガ第7節、アウェーでのマジョルカ戦を2-2で引き分けたバルセロナだが、昨季を大きく上回るペースで失点を繰り返している。
昨季、20失点という驚異的な堅守によってラ・リーガ優勝を果たしたチャビ・エルナンデス監督率いるバルセロナ(ちなみに失点数2位はアトレティコ・デ・マドリードの33失点)。しかし今季は打って変わって、昨季最小失点GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが枠内からボールを拾う回数が急増している。
マジョルカ戦でFWベダト・ムリキ、FWアブドン・プラツのゴールを許したバルセロナだが、これで今季の失点数は8に。昨季は第23節まで同様のゴール数を許さなかった。
チャビ監督はマジョルカ戦後、失点が増えている原因について「一瞬のミスや集中力の欠如だ」と説明。「勝つためのチャンスはつくっているが、しかし相手のチャンスも許し過ぎている。この試合でも大きなミスがあった」と続けている。
なおチャビ監督が「勝つためのチャンスはつくっている」と言う通り、今季のバルセロナは昨季以上の迫力ある攻撃を見せている。昨季のバルセロナはウノセロと呼ばれる1-0での勝利が多かったが、今季は新加入FWジョアン・フェリックス&DFジョアン・カンセロが躍動しており、またFWハフィーニャ&FWフェラン・トーレスも好調。16歳FWラミン・ヤマルもピッチに立てば違いを生み出しており、そしてエースのFWロベルト・レヴァンドフスキは7試合5得点を記録している。
バルセロナの今季ラ・リーガ得点数は、首位ジローナと並びトップの18得点と、1試合平均2.6得点を決めている。今後、新戦力との連係がさらに取れるようになれば、攻撃力はまた上がりそうだが、しかし勝ち点を取りこぼさないために安定した守備を見せることも必要となりそうだ。
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