ここ3試合、プレー内容も成績も芳しくないバルセロナだが、クラブ首脳陣がチャビ・エルナンデス監督に対して寄せる信頼は、まったく損なわれてないようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
ラ・リーガ第11節レアル・マドリー戦では良質なパフォーマンスを見せて先制しながら後半途中から失速して、MFジュード・ベリンガムの2発で逆転負け(今季初黒星)。第12節レアル・ソシエダ戦ではMF久保建英擁するチームに終始圧倒されながらも、92分のDFロナルド・アラウホ弾で1-0勝利。そしてチャンピオンズリーグのシャフタール・ドネツク戦ではほとんど攻撃のアイデアなく0-1で敗れ、プレーも成績もついてこなかった……。
プレー内容もどんどんと悪くなり、ここ3試合で2敗を喫したバルセロナは、チャビ監督に対して批判の矛先が向き始めている。しかしながらスペイン『マルカ』曰く、ジョアン・ラポルタ会長とデコFD(フットボールダイレクター)の同指揮官に対する信頼は一切変わっていないという。チャビ監督が解任される可能性は「まったくなく、現在は数週間前にチームが与えていた良いイメージの回復を目標にしている」とのことだ。
今回の不調についてはバルセロナ内でも「深く、冷静に分析」を行ったようで、チームが不調に陥った要因の一つとしてFWロベルト・レヴァンドフスキ、MFフレンキー・デ・ヨング、DFジュール・クンデ、FWハフィーニャ、MFペドリら負傷者が続出したことが挙げられている模様。そのためにDFジョアン・カンセロ、MFガビ、MFイルカイ・ギュンドアン、FWジョアン・フェリックスらが常時出場を義務付けられ、疲労の蓄積によりパフォーマンス(特にハイプレスの強度)も結果も落ち込んでいったと結論付けているようだ。
バルセロナ首脳陣はまた、たとえここ数試合の調子が悪くともラ・リーガ(レアル・マドリードとは勝ち点2差)、チャンピオンズリーグをはじめとして参加している大会で、どのような可能性も失われてないことを強調している様子。12日のラ・リーガ第12節アラベス戦ではゲームメイクの要となっているMFフレンキー・デ・ヨングが復帰予定など、続出した負傷者も戻ってきており、チャビ監督率いるチームの復調を確信しているという。
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