バルセロナFWラミン・ヤマルが、21世紀におけるラ・リーガの最年少先発出場記録を塗り替えた。スペイン『マルカ』が報じている。
昨季に15歳と9カ月16日でバルセロナのトップチームデビューを果たし、同クラブの最年少出場記録を塗り替えたヤマル。そして今季のラ・リーガ第2節カディス戦(2-0)で、ハフィーニャが出場停止だったために初の先発出場を果たし、さらなる記録を達成している。
U-17スペイン代表FWはカディス戦、16歳38日で先発出場を果たしたが、これは21世紀のラ・リーガにおける最年少記録となった。これまでの記録は、当時マラガに所属していたFWファブリス・オリンガ(現リオ・アヴェ所属)の16歳112日(2012年に達成)で、アトレティック・クルブFWイケル・ムニアインが16歳254日(2009年)で続いていた。ヤマルはその両選手や、チームメートのFWアンス・ファティやMFガビを上回っている。
ヤマルはカディス戦で、その若さで先発できる理由を確かに示していた。ゴールにこそ絡まなかったものの、右サイドから内に切れ込む動き、長い足を生かした突破力のあるドリブル、機を見た飛び出しなどで、モンジュイックに集まった4万人近くのサポーターに最も声を出させた選手となっている。なおチャビ監督は試合後、ヤマルについて次のように語っていた。
「練習を見ている限り、すでに準備ができているように思う。彼は私たちのために違いを生み出してくれる選手だ。今日、ゴールを決めなかったのは、(カディスGK)レデスマが今季最高の試合を見せたからだった」
「私たちはジャマル(チャビ監督をはじめ、スペイン及びカタルーニャではジャマルと呼称)のことを守っていかなくてはならない。が、彼は生来のタレントであり、問題は存在しない。重要な選手になる心構えができているよ」
またMFフレンキー・デ・ヨングも、ヤマルが特別な才能の持ち主であることを強調している。
「ジャマルには素晴らしい才能がある。それは生来のもので、学んで得られるものじゃないんだ。彼はとても若く、このまま努力を続けていけば、未来に何か大きなものをもたらしてくれるはずだ」
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